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◇ アン・デア・ウィーン劇場 アン・デア・ウィーン劇場でタクシーを降ります。 この劇場では《魔笛》、《こうもり》、《メリー・ウィドウ》など、多くの作品が初演されました。 また、ベートーベンは1803年、04年とこの劇場に住み、交響曲第2・3・5・6番、ピアノ協奏曲第3・4番、バイオリン協奏曲などが初演されました。 今夜はこの劇場でミュージカル《エリザベート》を観劇します。 向かいのナッシュ・マルクトは食品市場で、美味しそうな店が並んでいて、ウィーン庶民の生活を垣間見ることが出来て、大好きです。
セセッションの前を通ってカールスプラッツへ。 この辺は定番でしょうか。 そういえば、セセッションの地下にある「ベートーベン・フリース」を、先日、名古屋の「クリムト展」で見ることが出来て、驚きました。 壁画ですから、壁ごと持って来ちゃったんですね。 カールスプラッツ駅は、アール・ヌーヴォーの建築家オットー・ワーグナーの代表作です。
今回の旅行、ウィーンのテーマは「ブラームスとビルロート」。 今日はカールスプラッツ周辺のブラームス史跡を訪ねます。 まずは、有名なブラームス像。 ルドルフ・ヴァイル制作で、もともと公園の別の場所にあったものが、地下鉄工事でこの場所に移されたそうです。 向かいはブラームスが音楽監督をしていたムジーク・フェライン(楽友協会)ホール。 ニューイヤー・コンサートで有名なホールです。
ブラームス像があるこの公園はカールスプラッツの一部に見えますが、レッセルパークと言うんだそうです。 レッセルは19世紀の林務官だそうですが、僕はこの公園は当然「ブラームスパーク」と名付けられるべきものだと思います。 この辺、ウィーンの人はよそ者のブラームスに冷たいのではないかと感じたりするわけです。 |