イタリアオペラ紀行 
4) プッチーニ紀行/ヴィアレッジョ 07年5月2日(水)

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 本日はヴィアレッジョからトッレ・デル・ラーゴと回る「プッチーニ紀行」の日です。

 ジェノバ・ブリニョーレ駅からヴィアレッジョまで、7:47発のチケットを予約してあったのですが、5時に目が覚めてしまい、急遽5:57発のユーロスターに乗ることにしました。
 「プッチーニ紀行」にどのくらい時間がかかるのか分からないので、早く現地に着いておいた方が安心です。

 駅の窓口は6時まで開かないので、直接乗車。
 車掌さんが検札に来たら精算しようと思っていたのですが、チケットを見た車掌さんはパンチを入れてこれでOK。
 この日は曇り空で、紺碧のリヴィエラ海岸もどんよりとしています。
 地中海式気候はどこへ行ってしまったのでしょう?

 雨はますます強くなり、7:35にヴィアレッジョに着いたときには土砂降りになっていました。
 トッレ・デル・ラーゴのヴィラ・プッチーニが開館するのは10時なので、流石にちょっと早く着きすぎました (^_^; 。

早朝のブリニョーレ駅 土砂降りのヴィアレッジョ駅


 一応タクシーのスタート時間を9時に設定したのですが、これだけ雨が強くては、まず傘を買わなくてはなりません。
 傘はどこで売っているのでしょう?
 傘はイタリア語でなんと言うのでしょう?

 頭の中が傘でいっぱいになったとき、僕の前におじさんが立ちました。
 手に傘を持って。
 傘を売りに来たおじさんだったんですが、僕には神が遣わした人(レ・ミゼラブル)に見えました (^_^) 。
 傘売りおじさんは、その後も雨が降るとあちこちの駅に現れ、傘の値段は3〜5ユーロでした。
 この傘は壊れやすいので、何本も必要になります (^_^; 。

ヴィアレッジョ駅 神が遣わした人 (^_^)


 9時になり傘の準備も出来たので、タクシーでスタートです。
 まずヴィアレッジョにあるカーサ・プッチーニ。
 プッチーニは1921年にトッレ・デル・ラーゴからこの家に移り、トゥーランドットの作曲に励み、ブリュッセルで客死するまでこの家に住みました。

 駅から車で10分くらい。
 カーサ・プッチーニは大きくて立派な建物ですが、無人であまり手入れはされていないようです。
 この家から地中海はすぐそば。
 プッチーニは海岸を散歩しながらトゥーランドットの構想を練ったことでしょう。

カーサ・プッチーニ 東洋風の門


 ヴィアレッジョは今では地中海に面した観光地となり、海岸にはレジャー客相手の店が並んでいます。
 しかしこの雨ではパラソルも畳まれたままで、どうしようもありません。

レジャー客相手の店が並ぶ パラソルも畳まれたまま


 
 
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