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かねてより、新幹線から見える掛川城が気になっておりました。 10:14 名古屋発、11:23 掛川着。 掛川駅前には二宮金治郎の像が建っていました。
掛川城は小高い丘の上に建っており、駅からは徒歩10分くらい。 掛川城は今川家の支城でしたが、この城で今川氏真が徳川家康に降伏し、今川家が 滅亡した城です。 豊臣時代は山内一豊が城主となりました。 天守閣は平成6年の再建ですが、木造で、昔の感じが良く出ていました。 丘の上に建っているので、実に見晴らしが良かった。 本日も天気予報がはずれて、快晴に恵まれたのは何よりでした。 晴れた冬の日には、富士山も見えるそうです。
隣の掛川城御殿は江戸時代後期の建築で、現存する数少ない城郭御殿です。 昔の殿様や家来の生活が目の前に浮かんできます。 この建物では、黒沢明監督の映画『雨あがる』が撮影されたそうです。 掛川城のすぐそばに『大日本報徳社』がありました。 二宮尊徳の教えを広める、報徳運動の中心となる建物です。 二宮尊徳は小田原の生まれで、関東地方で活躍しましたが、彼の弟子の岡田良一郎 は掛川の出身で、良一郎が中心となってこの建物が建てられたそうです。
東海道線に乗り、なおも東へ進みます。 13:04 掛川発、13:23 島田着。 島田宿は東海道の宿場町で、大井川の川越が有名です。 大井川近辺の旧東海道には昔の街並みや、川会所や札場などの建物が残されていま した。
旧街道より入った「関川庵」に、八百屋お七の恋人、吉三郎の墓がありました。 吉三郎は火あぶりになったお七を弔う旅を続けていたましが、この島田宿で病死したということです。
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