2004年10月17日(日) 藤堂高虎生誕の地 滋賀県犬上郡甲良町 |
伊勢のお殿様、藤堂高虎の建てたお城を訪ねています。 今までに行ったのは、江戸城、日光東照宮、駿府城、安濃津城、伊賀上野城、膳所城、二条城、伏見城、大阪城、亀山城(亀岡市)、丹波篠山城、大和郡山城、和歌山城、粉河城、宇和島城、伊予大洲城、今治城。 今回は、びわ湖オペラ《十字軍のロンバルディア人》を観劇するついでに、高虎生誕の地である滋賀県犬上郡甲良町に行ってきました。 甲良町へはJR びわ湖線彦根駅下車、近江鉄道乗り換え10分、尼子駅下車。 足利尊氏に味方した佐々木道誉はバサラ大名として有名ですが、甲良の勝楽寺に根拠を構えました。 道誉の孫、高久は尼子に住んで尼子氏を名乗り、出雲の大名、尼子家の祖となりました。
尼子駅コミュニティハウスには観光案内所があり、おじさんからいろいろ説明を受けました。 紅葉の時期には「湖東三山」への拠点となり、シャトルバスが出るらしいのですが、この時期、駅前には誰もいません。 オペラの前に歩くと疲れるので、タクシーを呼びました。 ところが、この女性運転手は藤堂高虎を知らないんですね。 「江戸城や大阪城、東照宮などを建てた人です」と説明すると「大工さんですか?」と聞かれました (^_^;。
八幡神社には「伊勢國安濃津城主 藤堂高虎公出生地」との石碑が建っていました。 立派な藤棚がありましたが、藤堂高虎が石清水八幡宮から移し植えたものだそうです。
八幡宮の隣に「在士(ざいし)高虎公園 高虎の滝」がありました。 運転手さんは「こんな立派な銅像があったんだ」と驚いていましたが、甲良町はもう少しPRしたほうがいいでしょう。 高虎出生の地は遠くに鈴鹿や伊吹山が見える、田園地帯でした。 彼がかつて眺めた景色を確認できて、僕は満足でした。
近くに甲良豊後守宗廣記念館がありましたが、1時開館とのことで閉まっていました。 甲良豊後守宗廣は日光東照宮造営の大棟梁でした。 作事奉行だった高虎との関係によるものと思われます。
ここまで来たついでに、小学校取り壊しで大騒動になった豊郷町に寄ってみることにしました。 豊郷は近江鉄道で尼子の隣です。 |