2004年10月20日(水)
平成中村座『夏祭浪花鑑』@台風23号

きまぐれ日本紀行へ  ホームページへ
 

 ニューヨーク公演を大成功のうちに終わらせた、勘九郎率いる平成中村座『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の凱旋公演が、御当地である大阪・松竹座で行なわれるというので、早々とチケットを手配して楽しみにしておりました。
 ところがこの日は、台風23号に直撃されてしまったんですね。

 朝からテレビをチェックしていたんですが、超大型の台風ということで、大阪に着けないかもしれないし、今日中には名古屋に帰れないかもしれないし、不安は募ります。
 しかし「やはり舞台はみたい!」と決断しまして、泊まり込み用のレジャーシートを持って、大阪に向かいました (^_^;。

 13:23の新幹線はすでに新大阪までの折り返しとなっていましたが、特に遅れもなく新大阪に到着。
 地下鉄駅の前にある「皇蘭」という店で、昼食をとりながら時間調節しました。
 この店のラーメン・餃子は美味しかった。

 地下鉄で難波まで移動しますと、地下街の店はすべてシャッターが降りていました。
 雨と風は強く、松竹座までは曲がり角2つなんですが、だいぶ濡れました。
 
新大阪で折り返し ラーメン 皇蘭
地下街は閉店 松竹座
ロビー 座席から

      平成中村座ニューヨーク凱旋公演
    『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』
   2004年10月20日(水)4:30PM 松竹座

      団七九郎兵衛  勘九郎
      一寸徳兵衛    橋之助
      団七女房お梶  扇 雀
      三河屋義平次  笹野高史

 今回の公演は、ニューヨークの舞台を出来るだけ移したもの。
 だから、最初にアメリカ人のナレーターが出てきて、彼の英語がイヤフォンガイドで日本語に翻訳されたりします。
 最後にNY市警も出てきます。

 ストーリーとしては、あまり出来が良くないようですが、「序幕・長町裏の場」の、団七と義平次の決闘で、笹野さんの泥水につかりながらの熱演とか、「二幕目・屋根の場」の勘九郎さんの長大な立ち回りとか、見所は多かった。

 最後は団七と徳兵衛がNY市警に取り囲まれたところでおしまいになるのですが、「それでも彼らは無事に逃げおおせました」というイヤフォンガイドの解説に、ホッとしました (^_^) 。

 カーテンコールに勘九郎さんの挨拶があり、「本日はこんな嵐の中をおいでいただきありがとうございました。ご無事でお帰り下さい」っていうんですが、「ご無事でお帰り下さい」と言われてもなあと大爆笑。

 休憩時間には強い雨が降っていたのですが、8時近い終演後には、雨はすっかり上がっておりました。
 で、「くいだおれ人形」や「グリコ」など、周辺を散策してから、新大阪駅に向かいました。

終演後の松竹座 雨も上がって
くいだおれ人形 かに道楽
グリコ 運転再開を待つ人々

 新大阪駅では、まだ新幹線は止まったままだそうで、ドトールコーヒーを飲みながら9時まで待って、9時10分の「のぞみ」(たぶん運転再開第1号)で、10時過ぎに名古屋に帰ってきました。
 「名古屋では雨と風が強くて、本当に怖かった」という家人の話ですが、「ああそう」と言うしかありません (^_^ゞ。
 
 
きまぐれ日本紀行へ  ホームページへ