額田女王の旅 『蒲生野の薬狩り』 09年7月12日(日)

気まぐれ日本紀行09  ホームページへ  額田女王の旅
 
 
 天智七年(668年)五月五日、天智天皇が蒲生野で薬狩りを行った余興の席で、額田女王と皇太子(大海人皇子)との間で歌われた二つの歌は、万葉集で最も知られた歌でしょう。

 あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
 紫のにほへる妹を憎くあらば人妻故に吾恋ひめやも

 その舞台とされる、滋賀県の蒲生野に行ってきました。
 
 JR近江八幡駅から近江鉄道八日市線に乗り、「市辺(いちのべ)駅」で下車します。

近江鉄道八日市線 市辺(いちのべ)駅
蒲生野の看板 この踏切を渡ると
阿賀神社があります 神社の突き当たりを左に曲がると
万葉の森 船岡山の看板があり、 手入れの行き届いた公園に
天智天皇、大海人皇子、額田女王のレリーフ アップ


 船岡山は散歩道となっており、蒲生野を見下ろすことが出来ます。
 かつてこの地で、天智天皇、大海人皇子、額田女王の3人によるドラマが展開されたのでしょうか?

 ここは近江京から日帰りするには遠すぎるような気もしましたが‥‥。

 天智天皇は天智十年(672年)十二月三日に崩御され、壬申の乱が勃発したのでした。

散歩道から蒲生野を見下ろす 展望台からの見晴らしは良くない
 
気まぐれ日本紀行09  ホームページへ   額田女王の旅