《エヴィータ》 2000年5月2日(火)
ライプツィッヒ・ドライリンデン劇場

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 2000年5月2日(火)10:15 名古屋発、15:20 フランクフルト着。
 LH フランクフルト発 16:25、ライプツィッヒ到着は17:20。
 さっそく駅前のノボテルにチェックイン。

 日本における調査では、この日8時からドライリンデン劇場でミュージカル《エヴィータ》が上演されるはず。
 ホテルの隣にインフォーメーションがあったので聞いてみたところ、劇場は街外れでチケットはソールドアウトなんだそうだ (-_-) 。

 どうしようか迷ったんだが他に予定もなし、チケットの本当の具合は劇場に行ってみないとわからない、ということで中央駅からタクシーに乗った。
 しかしこのタクシー運転手のおじいさんがドライリンデン劇場を知らない。
 『確かこの辺り』ということで降ろされてしまった (^_^;。

 それから人に聞きながら市電の停留所で2つくらいを歩きましたよ (^_^;。
 空気が乾燥して息が苦しいくらい。
 ドライリンデン劇場は街の西側で、大きな川を渡ったな。
 荒れ果てた建物が多くてちょっと怖い。
 でも、何とか7:30には劇場に到着。

 ロビーに人影はないのでゆっくり劇場の写真を撮って、チケット売り場で聞いたところ『37マルク!』ということでチケットが買えてしまった (^_^) 。
 で、『早く早く!』というんだな。

 劇場に入ってアッとびっくり。
 場内はぎっしりと人で埋まっている (@o@) 。
 開演は7:30だったのね (^_^ゞ。
 階段状になった劇場だが、椅子はパイプ椅子。
 僕の席は前から5列目の右端。

 と、舞台に普段着の女性が現れ、何事か説明を始めた。
 そうしたら、観客がぞろぞろとロビーに移動し始めたのね (@o@) 。
 隣にいた二人組の男性(トルシエとリトバルスキーに似ていた (^_^;)に聞いたところ、ギター奏者が交通事情で来ていないんだそうだ (@o@) 。
 ということで、結局開演は8PMになってしまったわけだ (^_^) 。

 ロビーの掲示によればこの公演はライプツィッヒ・オパーの公演。
 ライプツィッヒ・オパーはライプツィッヒ歌劇場とドライリンデン劇場とを交互に使って、上演をしているわけだ。
 入場料は最高で37マルク。1マルク50円で計算して2000円弱。
 これは安い (@o@) 。

 《エヴィータ》2000年5月2日(火)8:00PM
     ライプツィッヒ・ドライリンデン劇場

    作曲:アンドリュー・ロイド=ウェッバー
    演出:ゲルハルト・プラティール

    エヴィータ:ペトラ・コンスタンツァ
       チェ:マルクス・リスケ
      ペロン:カール・ツィゴウスキ

 舞台装置は簡素な大道具に、照明と映像で変化を付けたもの。
 キャストではチェ(軍服姿)のマルクス・リスケが圧倒的に素晴らしい。
 長身、筋肉質で、その輝かしい歌声は最後まで衰えることなく場内を圧倒した。
 今後が注目されるミュージカルスターだ。

 エヴィータ役のペトラ・コンスタンツァもいいんだが、高い声になるとオペラ調になってしまうのが難点。
 その外のキャストも脇役まで充実したもので、さすがオペラの国だと思った。

 この日はチェコに近いツヴィッカウ(シューマン生誕の地)でも《エヴィータ》が上演されていたようだが、ドイツでは人気のある演目なのだろうか?
 僕にはロイド=ウェッバーの他の作品に較べると、少し魅力に乏しいように思われるんだが。
 
 
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