モンテカルロ歌劇場愛知公演 歌劇 《椿姫》全三幕
   2000年6月7日(水)6:30PM 愛知芸術劇場大ホール

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      モンテカルロ歌劇場愛知公演 歌劇 《椿姫》全三幕
   2000年6月7日(水)6:30PM 愛知芸術劇場大ホール

   指揮:リチャード・ボニング  演出:ピエール=ルイジ・ピッツィ

       ヴィオレッタ:アンジェラ・ゲオルギュー
       アルフレード:ジュゼッペ・フィリアノーティ
        ジェルモン:レナート・ブルゾン

 全席ソールドアウトで『チケット求む』の札を持って立っている人あり。

 演出はまったく普通で、何も書きたいことがない。
 ボニング指揮するオーケストラは、あまり上手とは思えなかった。

 観客(もちろん僕も)お目当てのゲオルギューは声が小さい。
 後半は少し良かったかな。
 ブルゾンは大きなビブラートがかかった声で、音程がうわずっていた。
 これには『有名なゲオルギュー、ブルゾンにしては』という前置きが付くのかもしれない。

 一方、アルフレード役のフィリアノーティは1974年生まれというから26歳であろうか。
 芯のあるかっちりした声だし、長身ハンサム。
 コヴェントガーデンにも出演予定とかで、世界のアルフレードとして期待できるのではないか?
 これには『有名でないフィリアノーティにしては』という前置きが付くのかもしれない。

 第一幕の『花から花へ』のアリアの途中でハプニング。
 『ストップ、マエストロ‥‥』というゲオルギューの言葉で、もう一度やり直しになってしまった (@o@) 。

 当然、休憩時間には『どうして?』という話題で盛り上がったが、第二幕の前に放送があった。
 カメラのシャッターの音で、タイミングがずれたとか。
 『演奏中のカメラ撮影は演奏の妨げになるので絶対に止めてください』とのこと。

 僕の席は5階なので下の階で何があったか知らないけれど、自分のミスを観客のせいにするとは、ゲオルギューも女らしくない。
 そんなことで間違うなんて、集中力が足りないのではないか?

 ということで、盛大なカーテンコールでございました。
 休憩は第一幕と、第二幕(フローラの夜会)の後に2回。
 終演時間は9時40分でした。
 
 
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