《RENT》 来日公演 文京シビックホール
2000年7月23日(日) ソワレ

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   《RENT》 来日公演 文京シビックホール
     2000年7月23日(日) ソワレ

 1996年5月にブロードウェイで開幕直後の《RENT》を見て以来、2回目の英語公演になります。
 あの時はもちろん何も内容は理解できず、ただ音楽の素晴らしさに圧倒されたんですが、考えてみれば僕の理解も深まったものです (^_^) 。
 4年前か‥‥歳も取りました (^_^ゞ。

 地下鉄丸の内線『後楽園』駅を出ると、目の前に『伝通院朝顔市』の看板が。
 僕は歴史散歩も大好きで、緒川、刈谷、岡崎、阿久比と於大の方の足跡を辿っているので、彼女のお墓に詣でる絶好のチャンスだったんだけれど、この日の東京は暑すぎた (^_^;。

 会場の文京シビックホールは1800席が満席。
 《ジャパン・RENT》大阪公演のガラガラの会場で一生懸命拍手をした僕としては、なかなかの感慨がありました (^_^) 。

 プログラム売りが『本公演は初めての方には分かりにくいストーリーになっております! 』と叫んでいたのには笑えましたね (^_^) 。
 会場のリアクションを見ていると、初めて《RENT》を御覧になる方も多かったようです。

 さて、来日公演を見ての感想は、まず、やはり《RENT》は偉大な作品だと再確認したこと。
 次に、アメリカで上演されている舞台をそのまま日本で見ることが出来たこと。
 そして《ジャパン・RENT》のレベルの高さを確認できたこと。
 正直な話《ジャパン・RENT》の方が感動できた部分もありましたね。

 来日公演のキャストではマークが素晴らしかった。
 張りのある歌声で、彼と較べると他のキャストの声に不満を感じてしまいます。

 モーリーンも雰囲気が出ていたけれど、『MOOOOOOO』にすぐ応えてもらえるのは森川美穂さんの御苦労の賜ですね (^_^) 。

 せっかくの人種のるつぼアメリカのキャストなんだから、ミミはヒスパニックの方に御願いしたかった。
 黒人のヒスパニックというのもあるのかな?

 《ジャパン・RENT》とは照明が違っていましたね。
 舞台に面白い影が出来たりして。
 でも、暗い部分も多く、細かいところが確認しにくかった。
 ミミの死の場面とか。

 字幕は《ジャパン・RENT》の松田さんなんだけれど、『心を開いて‥‥』と自分が作った歌詞を出したのは感心しない。
 舞台では『THER’S ONLY YES』と歌っているんだから。
 《エリザベート》の小池修一郎氏のようなことはして欲しくなかったね。

 僕の隣の女性はハンカチを出して泣いてばかりいたけれど、後ろの二人組は『ロンドンの方が良かったやん』と言っていた。
 僕はちょうど3週間後にネダーランダー劇場にいるはずなんだ (^_^) 。

 9時24分の新幹線に乗るため、終演後すぐ劇場を飛び出した。
 地下鉄丸の内線は『都市対抗野球(王子製紙×三菱自動車)』帰りの人で混雑していた。
 東宝サイズのプログラムは、新幹線で帰る僕には大きすぎて邪魔だった。
 
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