《ミス・サイゴン》 ブロードウェイ劇場
2000年8月12日(土)2:00PM

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 僕は《ミス・サイゴン》が大好きで、特にベトナム戦争の当事者であったアメリカ・ニューヨークでの舞台には、かねてより強い感銘を受けていた。

 キャバレーのベトナム女性ジジが『HE TAKES ME TO NEW YORK』とニューヨークに行くことを夢見て歌う。
 そのニューヨークで自分はそのジジを見ているんだからね。

 客席にはボートピープルやベトナム帰還兵もいるのだろうと、生々しい臨場感に圧倒される思いだ。

 しかし、ブロードウェイ劇場には『FINAL PERFORMANCE DECEMBER 31,2000』という掲示がされていた (@o@) 。
 9月10日にクローズする《CATS》に続いて《ミス・サイゴン》も年内に終わってしまうのか、としばし愕然。

 ロンドンの《ミス・サイゴン》は出来が良くないので、今回がこの大好きなミュージカルを観る最後になってしまうのだろうか?
 (その後、ロンドンの《ミス・サイゴン》もクローズすると聞きました)

   《ミス・サイゴン》2000年8月12日(土)2:00PM
          ブロードウェイ劇場

    エンジニア:ジョセフ・アントニー・フォロンダ
        キム:エリザブス・ポー(セカンド・キャスト)
       トゥイ:エドムンド・ナルザロ
       クリス:マイケル・フラニガン
       ジョン:チャールズ・E・ウォレス
       エレン:マーガレット・アン・ゲイツ

 会場は9割くらいの入り。
 これなら、まだまだやって行けそうな気もするが‥‥。
 《AIDA》のようなピカピカの新作に較べれば、少し古ぼけた感もあるのかな?

 エンジニアは歌よりも演技で見せるタイプ。
 キムも少し歌が弱いか?
 しかし、それでもNYの《ミス・サイゴン》はいい。
 この舞台のどこがロンドンと違って、これほど印象が変わるのか、僕にもよく分からないんだが。
 
 
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