ソフィア歌劇場 《トゥーランドット》
2000年11月25日(土)6:00PM 愛知芸術劇場大ホール

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  びわ湖ホールから愛知芸術劇場大ホールに到着したのが6:30PM。
 ちょうどモニターからリューのアリアが聞こえておりました。

 『なかなか良いリューだな』と思ってキャスト表を見てびっくり。
 アンナ・クオさんではありませんか (@o@) 。
 チラシは別の名前だったのに。

 僕はソプラノでは浜田理恵さんとアンア・クオさんに注目しているんですが、その二人を同じ日に聴くことになるとは (@o@) 。

 しかし困りました。
 アンナ・クオさんを聴くために、12月6日の大阪フェスティヴァルホールのチケットを手配しているんですよ (^_^;。

     ソフィア歌劇場 《トゥーランドット》
   2000年11月25日(土)6:00PM
        愛知芸術劇場大ホール

     指揮:ジョルジョ・プロイエッティ
     演出:プラーメン・カルターロフ

   トゥーランドット:マリア・ベルチェヴァ
        カラフ:ボイコ・ツヴェターノフ
        リュー:アンナ・クオ

 ということで、第二幕からの観劇となりました。
 会場はほぼ満席。
 びわ湖ホールに較べると、愛知芸術劇場コンサートホールには不満が多い。
 いくら安い5階席とはいえ、指揮者を見ながら観劇したいものです。

 トゥーランドットのベルチェヴァは美人だけれど、声は弱い。
 肥満体の巨大な声のソプラノによって演じられることが多いこの役ですが、本来はこのようなキャラクターなのかも。
 カラフはルックスも声も、この役にぴったり。
 ピン・パン・ポンのアンサンブルが良くない。

 アンナ・クオさんは、カーテンコールで『ブラヴァ!』が飛んでいましたが、ファンの僕としては物足りなかった。
 期待が大きすぎるんでしょうか?
 『声を出し惜しみしないで!』と御願いしたい。
 本日の所は《ジャンヌ・ダルク》の浜田さんの方が、満足度が高かった。

 舞台装置は、三幕を通してほぼ同じ抽象的なもので、ちょっとチープ。
 衣装は正調チャイニーズ。
 合唱はびわ湖ホールと較べると、全く貧弱。
 このスタッフで《トゥーランドット》の上演は、負担が大きかったかも。

 カルターロフの演出には不満が多い。
 歌っている人以外は演技をしていない。
 これでは全体として盛り上がりようがないではありませんか。
 ゼッフィレッリや栗山昌良の素晴らしい舞台を観た僕としては、とても納得できません。

 浜松公演では、ディミトローヴァと佐藤しのぶの共演なんだそうで、キャストが変われば印象も変わってくるのでしょうか?
 
 
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