吉例大須師走歌舞伎 《鳴神不動清水桜》 通し狂言六幕九場 2000年11月30日(木)7:00PM 大須演芸場 |
『スーパー一座を応援する会』のプレビュー公演に行って来ました。 客席は良く入っていましたね。 一階桟敷席での観劇です。 吉例大須師走歌舞伎 《鳴神不動清水桜》 通し狂言六幕九場 2000年11月30日(木)7PM 大須演芸場 台本・演出:岩田信市 鳴神上人 :原 智彦 雲の絶間姫:吉野貴子 白雲坊 :間瀬礼章 黒雲坊 :吉野尚樹 粂寺弾正 :水谷真人 家 老 :渡辺健 錦の前 :高木和子 腰 元 :征矢野敦子 柴田しのぶ 早雲王子 :野口登志 大須師走歌舞伎は通し狂言なので、ストーリーが分かりやすくて良いですね。 通しの型では東京の国立劇場では3回上演されているそうです。 《鳴神》 《毛抜》 《不動》と歌舞伎十八番が三つ入っているそうですが、なんのことだか分かりません。 歌舞伎は大須師走歌舞伎しか見たことがないから (^_^;。 早雲王子を帝位に就けるため、鳴神上人は龍神を滝に封じ込め、雨を降らせない。 絶世の美女、雲の絶間姫(陰陽師安部氏の一族?)は帝の命により色仕掛けでに鳴神上人に酒を飲ませ、上人が酔った隙に滝の〆縄を切る。 このメインストーリーに、小野家に伝わる小野小町の短冊の奪い合い、小野家の娘錦の前の髪が逆立つ奇病を治す粂寺弾正の活躍などが組み合わせられています。 〆縄を切ってお終いか? と予測していたら、それからが長かった。 鳴神上人は蝦蟇になって雲の絶間姫をしつこく追いかける。 狭い舞台にしてはダイナミックな舞台転換。 登場人物が多いので、キャストは皆早変わり。 鳴神上人の原さんは、蝦蟇になって殺されたと思ったら、すぐ不動明王になって現れる。 間瀬さんも、最後は矜羯羅童子になって、腰を使って踊っているし (^_^) 。 7時開演。2回の休憩(各10分)があって、終演は10時20分でした。 長いようですが、舞台が面白いのであっという間です。 |