フェニーチェ歌劇場来日公演 《シモン・ボッカネグラ》
     2001年6月24日(日)2PM びわ湖ホール

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 ヴェネツィアには1993年の夏に半日だけ (^_^; 行ったことがあります。
 夏なのでフェニーチェ劇場はお休みだったんですが、隣の『アル・テアトロ』というレストランでイタリア料理のフルコースを食べてきました。
 で、自分のことを『本場のティラミスを知る男』なんて言ってるんです (^_^ゞ。

 フェニーチェ劇場は1996年1月29日の火災で焼失してしまったんですが、外観は古ぼけて幅が狭くて‥‥あまり印象に残っておりませんです (^_^;。
 あのレストランはどうなっているのでしょうか?


    フェニーチェ歌劇場来日公演《シモン・ボッカネグラ》
     2001年6月24日(日)2PM びわ湖ホール

         指揮:レナート・パルンボ
         演出:エリオ・デ・カピターニ

    シモン・ボッカネグラ:アントーニオ・サルヴァドーリ
         アメーリア:セレーナ・ファルノッキア
         フィエスコ:アイク・マルティロッシアン
        ガブリエーレ:フランチェスコ・グロッロ
           パオロ:マルコ・ヴラトーニャ

        休憩2回(各20分) 終演 5:15PM


 僕はヴェルディのオペラが苦手で敬遠気味。
 今回の《シモン・ボッカネグラ》も初めてなんですが、CDで予習する気もせず、ぶっつけ本番となりました。
 ストーリーは複雑な血縁関係、貞操、純潔、毒薬など、ヴェルディの他の作品と同じく、奇怪なものでありました。
 でも、もう慣れてしまいましたね (^_^ゞ。

 まず挙げたいのが指揮のパルンボ。
 予定されていたカラプチェフスキーが関節炎で来日できず、代役だったんですが、彼の全身から音楽があふれ出しているような、素晴らしい指揮ぶりでした。

 《マノン・レスコー》のシノーポリや《ラ・ボエーム》のクライバーを思い出した、というと誉めすぎでしょうか。
 予習無しで臨んだものですから字幕を読まなくてはならないんですが、パルンボから目を離すことも出来ず、舞台も見なくてはいけないし、大変忙しかった (^_^;。

 キャストも高いレベルで揃っており、音楽的には満足できる公演でした。
 しかし、カピターニの演出は感心しませんでした。

 舞台上のスクリーンに映像を投影するんですが、これが目障りで鬱陶しく、舞台を見る意欲もなくなります。
 で、またパルンボばかり見てしまうんですね (^_^) 。

 ところでこのパルンボですが、国籍とか年齢は分かるでしょうか?
 プロフィールに書かれていないんですよ (>_<) 。
 イスタンブールの歌劇場にいたとのことなのでトルコ人でしょうか?
 日本でも《椿姫》《マクベス》などを振っているようですね。     
 
 
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