マスネ 《マノン》 2001年7月8日(日) 新国立劇場 |
僕はあまり東京に行く機会がないので、このチャンスに東京ホットスポットを観光してみました。 まずは外務省から国会議事堂、そして首相公邸。 日曜日なので道路はすいていましたが、交差点毎にお巡りさんが立っていました。 暑い日なのに御苦労様です。 そして、自民党本部。 人気のストラップは「お一人様1個かぎり」とのことで、首相の人形と米俵が付いておりました。 ここまでで十分疲れましたので (^_^;、初台のカフェに移動して、開場時間を待ちました。 フレデリク・マスネ《マノン》 2001年7月8日(日)3:00PM 新国立劇場 指 揮:アラン・ギンガル 演 出:ジャン・ピエール・ポンネル 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 演出助手:池山奈都子 マノン・レスコー:レオンティーナ・ヴァドゥヴァ 騎士デ・グリュー:ジュゼッペ・サッバティーニ レスコー:ナターレ・デ・カロリス 伯爵デ・グリュー:池田 直樹 ギヨー:鈴木 寛一 ド・ブレティニ:黒崎 錬太郎 ブセット:腰越 満美 ジャヴォット:永田 直美 ロゼット:手嶋 眞佐子 旅籠の主人:築地 文夫 《マノン》を観るのは初めてですが、予習はあらすじを読んだだけ。 ご贔屓の演出家池山奈都子さん、近頃名古屋で見ないと思ったら、こんなところにいたのか (^_^) 。 ヴァドゥヴァは舞台姿が地味で、登場の場面なんか《ボエーム》のミミみたい。 マノンにはもう少し華やかさが必要なのではないでしょうか? むしろ、ブセット以下の女性トリオの方がマノンらしかった。 しかし、ヴァドゥヴァも幕を追うごとに雰囲気が出てきました。 ギヨーはお金持ちには見えず、召使いみたいでしたね。 サッバティーニは髭付き写真の精悍な印象が強くて、か弱い若者にはなかなか見えませんでしたが、でも、素晴らしかったのではないでしょうか。 マノンが修道院に入ったデ・グリューをかき口説く場面(第三幕)の二重唱が、音楽的なクライマックスでした。 ポネルの演出は71年にウィーン国立歌劇場で新演出上演されたもの。 装置も衣装も伝統的なもので、やはり最近の演出とは傾向が違います。 第4幕(賭博場)、第5幕(街道)の二階建てになった舞台に、ポネルの才気を感じました。 指揮のギンガルはのめり込むタイプでしょうか。 総じて、東京まで遠征した甲斐のある公演でした。 終演後は大歓声でしたね (^_^) 。 |