《ブン大将・又はジェロルスタンの女大公》
2001年7月17日(火)7:00PM 大須演芸場

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 《ブン大将・又はジェロルスタンの女大公》のプレミエ公演に行って参りました。
 いや〜、これはお薦め。
 全国のオペラ・オペレッタファンの皆さま、ぜひ名古屋においで下さい。
 この舞台は、決してあなたの期待を裏切りません(断言)!

      《ブン大将・又はジェロルスタンの女大公》
    作曲:オッフェンバック  台本:メイヤック&アレヴィ

    2001年7月17日(火)7:00PM 大須演芸場

     指揮:宮脇 泰  演出:岩田 信市
     演奏:シアター管弦楽団

    女大公:大脇 薫     ポール王子:若井 裕司
   フリッツ:間瀬 礼章      ワンダ:安田 由香里
   ブン大将:野口 登志     ジャンヌ:杉山 佳重
   ビュック:水谷 真人   殺し屋の親分:水谷 征彦
    侍従長:原 智彦

   吉野貴子,高木和子,征矢野敦子,柴田しのぶ,渡辺 健,

 架空の国ジェロルスタン公国。
 兵士達が村娘と遊んでいるところに現れた連隊長ブン大将は、兵士達を叱りつけ、若い二等兵フリッツを目の敵にする。

 そこに登場した女大公は『軍人大好き』と歌うように、若い兵士が大好き。
 彼女はフリッツに目を付け、次々と昇進させて、遂に新しい連隊長にしてしまう。

 これに不満なのは、もちろんブン大将。
 でまあいろいろあって、フリッツは恋人の村娘ワンダと結婚する。
 女大公は結局、親が決めた許嫁のポール王子と結婚する。

 まず、オッフェンバックの音楽が魅力的。
 それにナンバーが多いのも嬉しい (^_^) 。
 今回の特色は、二期会などから専門の歌手を招いたこと。
 それだけ歌が充実しています。

 女大公の大脇さんは、浅丘ルリ子似の中年美人。
 あまり『男好き』という感じはしませんでした。
 歌はいいんだけれど、やはりクラシックの人は歌詞が聞き取りにくいでしょうか。
 そんな大脇さんも、最後はカンカン踊りを踊らされてるの (^_^;。

 男性の主人公フリッツは、人気者の間瀬礼章さん。
 出番も多いし、文句なし (^_^) 。
 間瀬ファンの皆さまに特筆しておきたいのは、スキンヘッドではなかった(金髪のショートヘアだった)こと 。
 10年見ているけれど、こんなことは初めて (@o@)。

 ポール王子の若井さんはイタリア仕込みのテノールだけど、すっかりスーパー一座に馴染んでいるところが怖ろしい (^_^) 。

 例年通り舞台もオーケストラもパワー満開で、音がすごく大きい。
 パーカッションは左右の端に二人いて、昨年の千秋楽でチャイナドレス姿を見せてくれた彼女も、元気に太鼓を叩いていました (^_^) 。

 しかし、初日からこんなに飛ばして大丈夫でしょうか?
 小泉首相のように、体調を壊すことがありませんように。

 今年は10周年記念で、カーテンコールは過去の名場面の特別バージョンでした (^_^) 。


《ブン大将》・二日目(7/18)

 昨日は開演後に飛び込んだんですが、本日は余裕を持っての大須到着。
 大須演芸場の正面屋根には、会報に書かれていた「ムーランルージュの風車」がかかっていました。
 ネオン付きですが、ちょっとチープかな?

 昨日は初日だったので当然満席でしたが、2日目になってもほぼ満席状態が続いています。
 本日の女大公は太田めぐみさんでした。
 若くてムチムチで (^_^;、若い兵隊好きの感じがよく出ていました。
 スレンダー美人の大脇さんより、こちらが役に合っているのでは?
 しかし、かなりキャラクターが異なるから、どちらも見ておかないとね。

 僕は所属業界の参院選対策委員会のため、第一幕で涙をのんで選挙本部へ。
 でも、太田さんのカンカン踊りはぜひ見てみたい。 (^_^) 。
 リピーターになっちゃおうかな?
 この作品は音楽的魅力に富んでいるから、何回見ても飽きないよ。

◇昨日書き忘れたこと

 7時開演で、休憩1回をはさんで、二幕構成。終演は9時15分でした。
 美人パーカッション奏者の名前は太田明美さん (^_^) 。
 
 
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