オッフェンバック《天国と地獄》
2002年2月10日(日)12:00
名古屋市青少年文化センター・アートピアホール

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           オッフェンバック《天国と地獄》
          2002年2月10日(日)12:00
       名古屋市青少年文化センター・アートピアホール
        指揮:牧村邦彦  上演台本・演出:鵜山仁

 名古屋市文化振興事業団企画公演、今年の演目はオッフェンバックのオペレッタ《天国と地獄》。
 ストーリーはギリシャ神話『オルフェオとエウリディーチェ』のパロディ。

 倦怠期に入ったオルフェオとエウリディーチェ。
 エウリディーチェが毒蛇に噛まれて死んだのを喜ぶオルフェオだが、世論の非難を浴び、妻を取り返しに地獄へ向かう。
 カンカン踊りが有名です。

 今回の演出は紀伊国屋演劇賞受賞した鵜山仁さん。
 1998年10月に東京室内歌劇場《ヴェニスに死す》(ブリテン)を見たことがあり、それ以来注目しておりました。

 この作品を見るのは3回目ですが、ストーリーがゴチャゴチャして、何とも面白くない。
 プログラムで指揮者の牧村さんが「この作品、そんなに面白い?」と書いているのに同感してしまいます (^_^;。

 鵜山さんの上演台本も、わざとらしい受け狙い。
 簡素で象徴的な装置の演出も、インスピレーションに欠けたもの。
 ということで、鵜山さんの点数が下がってしまいました (-_-) 。

 オーディションによる歌手のレベルも低く(Bキャスト)、5時からのAキャストを見る意欲を失いました。
 上演は16日(土)まで。
 二階はガラガラでした。
 
 
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