ワイマール州立歌劇場管弦楽団 2002年6月16日2:00PM
指揮:ゲオルグ・アレクサンダー・アルブレヒト

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 1999年7月の東フィル名古屋定期で聴いた若手指揮者(当時35歳)、マルク・アルブレヒトはフルトヴェングラー タイプの大物指揮者かと思いました。
 僕の見込み通り (^_^) 2003年にバイロイト音楽祭で『さまよえるオランダ人』を指揮するそうですね。

 そのマルク・アルブレヒトの父親(多分)のゲオルグ・アレクサンダー・アルブレヒトがマルク同じワーグナーを指揮するとのことで興味津々で行ってきました。

 と思ったら及川浩治というピアニストが付いておりまして(ベートーベン《皇帝》)、人気者なのかな?
 CD購入者にはサイン会があったみたいです。
 演奏は普通。普通ならいいんでしょうか?

   ワイマール州立歌劇場管弦楽団 2002年6月16日2:00PM
      指揮:ゲオルグ・アレクサンダー・アルブレヒト

 今回のワーグナーは、『ニュルンベルグのマイスタージンガー』『さまよえるオランダ人』『ローエングリン一幕・三幕』『ワルキューレの騎行』『タンホイザー』。
 《ローエングリン》はワイマールで初演されました。

 ワイマール州立歌劇場管弦楽団はなかなかレベルが高く、アレクサンダー・アルブレヒトの指揮も、歌劇場のたたき上げといった安心して聴けるものでした。
 息子マルクの方が、音楽のスケールは大きいと思うけれど。

 しかし『タンホイザー序曲』はいい曲ですね。
 歌合戦の舞台となったワルトブルク城は訪れたことがあり、想い出しながらゾクゾクと聴かせていただきました。
 考えてみれば、僕は《ローエングリン》を作曲した家(ドレスデン)、《ワルキューレ》を作曲した家(チューリッヒ)も訪れたことがあり、ホームページを作ってみたいんですが実力不足で悪戦苦闘しています (^_^ゞ。

 アンコールの一曲目は『ジークフリードのラインへの旅』。
 二曲目の《ヘンゼルとグレーテル》『お菓子の家のワルツ』には度肝を抜かれました。

 「強弱緩急自由自在」というか、「やりたい放題 (^_^) 」というか‥‥。
 クナッパーツブッシュの『ウィーンの休日』の演奏を思い出しました。
 アルブレヒトの《ヘンゼルとグレーテル》は、ぜひ全曲を聴いてみたいものです。

 終演後、午後5時頃の大ホールの前が騒がしい。
 ダフ屋まで出ているようで、何事か? と覗いてみたら『中森明菜コンサート』でした。