『素敵にミュージカル』名古屋市芸術創造センター
2002年8月3日(土)6:30PM

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 1999年6月以来の「FOR YOU CONCERT」、昨日は「オペラの夕べ」、そして本日は「ミュージカルの夕べ」が開かれました。
 第一部は「ミュージカルナンバー集」、そして第二部が「レミゼ・コンサート」。

      『素敵にミュージカル』名古屋市芸術創造センター
        2002年8月3日(土)6:30PM
          入場料 5000円(全自由席)

        指揮:牧村邦彦   演出:池山奈都子

        ジャン・バルジャン:井原義則
            ジャベール:佐野文彦
             マリウス:西野 誠
          アンジョルラス:鏑木勇樹
             コゼット:児玉弘美
            エポニーヌ:盛かおる
           ファンテーヌ:千田恭子
           テナルディエ:小原恒久
         テナルディエの妻:夏目久子

     ピアノ:佐藤真由美  パーカッション:佐久間真理

 3年前と同じように二段にステージを組み、譜面台を置いてのコンサートでしたが、照明を上手く使って、雰囲気を出していました。
 山口祐一郎、岡幸二郎、島田歌穂、岩崎宏美など、世界最高の人々の舞台を見た僕から見れば、歌唱面では不満もあります。
 クラシック歌手の声はどうして弱音で響きを失ってしまうのでしょうか?

 その中でジャベールの佐野さんが素晴らしかった。
 彼は劇団四季の佐野正幸さんの双子のお兄さんで、愛知県芸出身だけれどポピュラー歌手として活動しているから、それなりの発声法を会得しているのでしょう。

 ストーリー展開は長大なミュージカルを、2時間(休憩無し)に短縮したもの。
 ただでさえ分かりにくいストーリーが、ますます分からなくなっています (^_^;。
 特に学生達が死んでしまう場面がカットされていて、「カフェソング」になってしまったのは、「これでは成仏できないな」という感じでまずかったような‥‥ (^_^;。

 しかし、アンコールで「ワン・デイ・モア」が始まれば、感動は最高潮。
 満員の客席から、盛大な拍手喝采が続いていました。
 
 
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