ドニゼッティ 《ルチア》 新国立劇場・オペラ劇場
2002年10月20日(日)3:00PM

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◇ ドニゼッティ 《ルチア》

 小劇場のミュージカル《太平洋序曲》を見てから、オペラ劇場へ移動しました。
 第一幕終盤でしたが、ゆっくりサンドイッチを食べながら、一人でテレビ観劇です。
 休憩時間に昨日・本日と2日とも御覧になった方に話を伺いましたが、「ルチアは好みの問題。男性軍は今日の方が声が出ている」とのことでした。

           ドニゼッティ《ルチア》
       2002年10月20日(日)3:00PM
           新国立劇場・オペラ劇場

        指揮:パオロ・オルミ
        演出:ヴィンチェンツォ・グリゾストミ・トラヴァリーニ

           ルチア:チンツィア・フォルテ
         エドガルド:ファビオ・サルトーリ
         エンリーコ:ロベルト・フロンターリ
         ライモンド:若林 勉
        アルトゥーロ:松浦 健

 17世紀のスコットランド。
 ランメルモールの領主エンリーコの妹ルチアは、冷酷な兄の企みで、愛するエドガルドと引き裂かれ、バックロウ領主エンリーコとの結婚を強要される。
 ルチアは悲しみのあまり錯乱し、初夜の床でエンリーコを刺し殺してしまう。

 ルチアのチンツィア・フォルテは声はそこそこですが美人 (^_^) 。
 このオペラはストーリー自体が良くできているので、美人のルチアにはつくづく同情してしまいました。

 先日BSで放映されたリヨン国立歌劇場の《ルチア》は「狂乱の場」がちょっとしたストリップショーで、ナタリー・デッセーの乳首が見えたりして (@o@) 仰天しました。
 今日もちょっと期待したりしたんですが、普通でしたね (^_^ゞ。

 確かに男性軍の方が声は出ていました。
 パオロ・オルミ指揮の東京フィルはイタリアらしい流れるような音楽で、気に入りました。

 トラヴァリーニの演出はオーストドックスなもので、群衆の処理など巧いものだと感心しました。
 舞台装置はレイヴンスウッド城内の書斎・広間など実にスケールの大きい豪華なもので、《トスカ》《仮面舞踏会》その他、いろいろなオペラに使い廻し出来そうだと思いました (^_^;。