ハンガリー国立歌劇場 《カルメン》
2002年11月2日(土)5:30PM 愛知芸術劇場大ホール

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         ハンガリー国立歌劇場来日公演
     ビゼー《カルメン》(エルネスト・ギロー版)
   2002年11月2日(土)5:30PM 愛知芸術劇場大ホール

         指 揮:ヤーノシュ・コヴァーチュ
         演 出:ミクローシュ・シネタール

          カルメン:アグネス・バルツァ
         ドン・ホセ:マリオ・マラニーニ
          ミカエラ:トゥンデ・フランコー
       エスカミーリォ:アナトリイ・フォカノフ

 アグネス・バルツァのカルメンはいささか食傷気味なのですが、名古屋でのオペラ公演自体が少ないので、贅沢は言っていられません。
 さて、そのバルツァですが、「カルメンは当たり役」という世評にも関わらず、ただ突っ立ている(と僕には見える)場面が多く、演技力に欠けるような気がしました。
 演出家の指示なのでしょうか?

 その他の役は有名ではありませんが、それなりに良かったと思います。
 中でもエスカミーリォ役のフォカノフがおかしかった。
 「闘牛士の歌」の最後で両手を挙げて終わるでしょう。
 で拍手が来るんですが、彼は両手を挙げたまま2〜3歩前に出るんです (@o@) 。
 そうすると拍手が一層大きくなるんですね。
 スターでしょうか (^_^) 。

 装置は左右に大きな建物があり、真ん中に階段があります。
 この装置は4幕とも変わりません。
 右側の丸い建物が、第4幕で闘牛場になることは容易に予想されましたが、第3幕の暗い山の中まで同じとは驚きました。
 コヴァーチュの指揮のオーケストラは、熱気と盛り上がりに欠ける印象を持ちました。

 栄では「オアシス21」なる広場が完成しまして、地下鉄から劇場まで雨に濡れずに行けるようになりました。