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◇ミュージカル《ショウ・ボート》

       名古屋市文化振興事業団2003年企画公演
         ミュージカル《ショウ・ボート》
       2003年2月9日(日)11:00AM
      名古屋市青少年文化センター・アートピアホール

 ミュージカル《ショウ・ボート》がブロードウェイで上演されたのは1927年といいますから、80年近く前のことでしょうか (@o@) 。
 最近では1995年にリバイバル上演され、トニー賞5部門を受賞しました。

 ミシシッピー川を行き来するショウボート「コットン・ブロッサム号」のアンディ船長の一人娘・マグノリア(18歳)は、賭博師のゲイロードと恋に落ち、結婚する。
 彼らはシカゴで贅沢な暮らしをするが、やがて夫は破産し、マグノリアは娘と残される。
 馬鹿な女ですね (^_^;。

 しかし、これはなかなか出来の良い公演でした。
 何よりも「Ol’Man River」を始めとするジェローム・カーンの音楽が素晴らしい。

 指揮の西野淳さんは名古屋出身で、劇団四季・東宝ミュージカルの指揮者。
 最近では新国立劇場の《太平洋序曲》を見ました。

 演出の菊本健郎さんは名古屋の人だそうですが、職人的な手堅さで、巧く舞台をまとめていました。
 過去に東京から呼んだ加藤直(かるめん・じょーんず)、青井陽治(サウンド・オブ・ミュージック)、鵜山仁(天国と地獄)などの演出家よりはるかに上出来で、来年もこのコンビでお願いしたいものです。
 少なくとも宿泊費はかからないんですから (^_^ゞ。

 寺西紀子(マグノリア)、井原義則(ゲイロード)、天野鎮雄(アンディ船長)らのキャストも好演で、これは多くの皆様に見ていただきたいミュージカルでした。
 といっても、今日で終わってしまったんですけれどね (-_-) 。

 アートピアホールはナディアパークの11階にあるんですが、今日は晴天で、遠くの御嶽山がきれいに見えていました。