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◇平安の恋(名音大・12/12)

     名古屋音楽大学声楽学科《平安の恋》
    ヘンリー・パーセル《ディドとエネアス》より
 2003年12月12日(金)7PM 名古屋市民会館中ホール
    指揮:稲垣宏樹  演出・日本舞踊振付:西川まさ子

 ヘンリー・パーセルの《ディドとエネアス》を「源氏物語」に置き換えた公演。
 遅刻して途中からの観劇なので、何がなんだかよく分かりませんでした。
 日本語の歌を聞き取るのは難しい。

 最後に桜姫(葵の上・寺本麻里)が自殺したので、この人がディドだったのかと思ったのですが、後ろから現れたもう一人の女性・夕月(六条の御息所・佐藤沙絵子)がまた長々と歌うので混乱してしまいました。
 あとでプログラムを読んだら、ディドを二人の女性に分身させたんだそうです (@o@) 。

 西川まさ子さんの演出は気合いの入ったもので、舞台転換の多い立派な装置でした。
 歌はあまり感心しませんでした。
 光の御子(光源氏)の松下雅人さんだけがプロで、音大生との力の差を見せつけました。
 でもカーテンコールでは、「みんなよく頑張ったね」と一生懸命拍手しておきました。