ミュージカル《ビッグ》 名古屋市文化振興事業団 (04/2/20)

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◇ミュージカル《ビッグ》

 名古屋市文化振興事業団、本年の公演はミュージカル《ビッグ》です。
 本日から22日まで5回の公演が予定されていますが、明日は大阪でミュージカル《RENT》の来日公演、明後日は東京でオペラ《エジプトのヘレナ》の日本初演を見る予定。
 やむを得ず、仕事終了後の途中入場です。
 例年のように空席が多いだろうと気楽な気持ちで行ったのですが、ウィークデイなのにほぼ満席で驚きました。

     名古屋市文化振興事業団《ビッグ》
   2004年2月20日(金)6:30PM
     ナディアパーク・アートピアホール

  指揮:西野 淳  演出:水野誠子  振付:三代真史

      ジョシュ・バスキン:西野 誠
     スーザンローレンス:小野愛加
     ジョージ・マクミラン:間瀬礼章

 《ビッグ》はトム・ハンクス主演の同名ヒット映画を下敷きにした、ある日突然身体だけが大人になってしまった少年を描いたミュージカルです。
 1996年にブロードウェイで上演され、唐沢寿明の主演などで東京公演が行われました。

 ゾルターマシーンに願いをかけた13歳のジョシュは、願いどおり身体が大きくなった。
 彼はおもちゃ会社のマクミラン社長と意気投合し、彼の会社で製品開発を担当することになり、マーケティング部部長のスーザンと恋に落ちるが‥‥。

 感想としては、どうしてもストーリーに無理がありますね。
 当然でしょうか (^_^;。
 本日が初日なので、まだ芝居に慣れていない人もいるようで、時々すきま風を感じました。
 セリフも聞き取りにくかったですね。
 マクミラン社長役の間瀬礼章さんはスーパー一座の人気者で、いつもの通りの間瀬さんでしたが、社長役には若すぎるでしょうか。

 驚いたのは子供達の踊りが上手なこと。
 三代真史ジャズ舞踊団のメンバーらしいんですが、難しいステップを軽々とこなしていました。
 三代真史(みしろ まさし)さんは、大須オペラの振り付けをしているんですが、この《ビッグ》ではアイディアが泉のように湧いてきたそうで、狭い大須演芸場では見ることが出来ない振り付けを見せてくれました。
 それから、子供時代のジョシュ役の山崎友碩くんは素晴らしいボーイソプラノを聴かせてくれました。

 見ているときは不満も感じたんですが、終わってみれば「よく頑張ったね」と、仲間意識もわいてきて、カーテンコールでは精一杯の拍手をしておきました。
 明日は1時と6時、明後日は11時と3時30分の開演予定で、上演時間は約3時間と長いです。
 名古屋市民として、名古屋の文化事業は応援しないとね (^_^)。

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