ユーリンタウン(04/3/14) シアタードラマシティ

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 今日は大阪までミュージカル《ユーリン・タウン》を見に行ってきました。
      シアタードラマシティ 0:00PM開演

 20年間にも及ぶ干ばつの被害により、全ての公衆トイレは有料化された。
 順番がくるのを我慢しきれなくて、こっそりどこかで用を足してしまう行為は、重大な犯罪として厳しく取り締まられ、逮捕者はユーリン・タウンに送らていた。
 ある日、あまりの辛さに、若き革命家となったボビーを中心に“いつでも自由に用を足す権利”を求めて立ち上がる。

 これは最後に出演者が、いみじくも「こんなミュージカル、お客さんが面白くないじゃない!」と叫ぶように、実に後味の悪いミュージカルでした。
 ブロードウェイでも公演されたそうですが、オフブロードウェイの小さい劇場で、アングラ的に上演される方が適しているでしょう。

 宮本亜門氏の演出は、一つも感心したものがありません。
 どうして彼が「天才演出家」と呼ばれるようになったのか、僕には理解できません。
 違いが分かるコーヒーのCMでしょうか?

 南原清隆、別所哲也、マルシア、鈴木蘭々、高泉淳子、藤木孝などの出演者は、それぞれの持ち味を出していたでしょうか。
 

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