立川談志独演会(04/3/17) |
◇立川談志独演会(3/17) 喉頭ガンで闘病中の立川談志の独演会があったので、談志を聞くのもこれが最初で最後かと、行って参りました。 2004年3月17日(水)6:30PM 名古屋市民会館中ホール 5000円 最初は枕って言うんですか、どうでもいいような話の連続で、不覚にも眠ってしまいました。 ふと気が付くと、まだ「一番大きい動物は?」とか「地球と太陽はどちらが大きいか?」などという話をしておりまして、これで第一部、一時間が終わりました。 こんな話で一時間持たせる力量はさすがだと思いましたが、時間の無駄という印象もありました。 十分休憩後の第二部は『らくだ』。 「らくだ」の家を兄貴分(丁の目の半次)が訪ねてみると、「らくだ」は河豚の毒にあたって死んでいた。 「らくだ」は長屋の嫌われ者。 丁の目の半次は表を通りかかったクズ屋の久さんを使って、香典を集めさせる。 断った大家のところへは「らくだ」の死骸をかつぎこんで、カンカンおどりを踊らせる。 とうとう、一文もかけずに葬式の準備を整えてしまう。 丁の目の半次に強引に酒を勧められたクズ屋の久さんだが、酒癖が悪いようで、やがて立場が逆転して‥‥。 『らくだ』の名前を聞いたことはありますが、実際に話を聞くのは初めて。 これは一時間以上の大作でした。 終演後に談志さんから「皆さまもご存じのように自分ももう長くないから、一度はこのような大作をまとめたいと思っていた。声の調子は悪いけれど、話の出来は決して悪くないものをお聞かせできたと思う」という御挨拶がありました。 |