大須オペラ 《山賊》  04年7月29日
 真雪さんのレポート
 
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で、昨日(7/29)みてまいりました。

リヨン・オペラよりは分かり易い、と思いました(^^;)。とにかく山賊は絵に描いたような荒くれ姿だし、王子様は御伽噺から出てきたようなカボチャブルマーだし、スペインの一行はもろにフラメンコダンサーみたいだし。楽しかったです。曲もブン大将よりいいように思いました。

でも確かにあちらの王族の結婚の儀式がよくわからんのがネックですね。何で輿入れの先に男爵が先に行かねばならないのか、とか。そのため山賊達に二重の変装が必要になってしまうのがややこしい。でも変装の過程を着重ねでみせている点は、とても分かり易くて笑えました。下から山賊、コック、男爵、の衣装が全部見えてます。

 (パンフレットにも書いてあったリヨンのモダンな演出はスタイリッシュで格好いいのですけど、とにかく一味がイタリアのギャングとモダンガールになっているため、結構お洒落で,上流の人達と混じっても区別がつかず、ややこしいのです。しかも最後のオチはボスが爆弾持って王宮もろとも自爆寸前に「こんな暗いオチでいいのか!オペレッタなのに」という理由で「ファルサカッパが警察署長に就任」で急展開のハッピーエンド。フィオレラの助命嘆願は無し。メタっぽいです。前衛的なのかも?)

 しかしなんといっも野口さんの明るさが舞台に戻ってきたのが、嬉しゅうてかないませんでした。(ピエトロの寄り目は市川海老蔵君の睨みよりオーラがあるように思います。)

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