名古屋オペラ協会《じゅごんの子守歌》
   2004年12月12日(日)2:00PM 名古屋市民会館

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◇ 名古屋オペラ協会 《じゅごんの子守歌》(04/12/12))

 原作の戯曲は、ほぼ20年前に名古屋の劇団「うりんこ」のために書かれました。
 舞台が瀬戸内ということで、1996年に「広島オペラ・ルネッサンス」事業の委嘱でオペラ化されました。
 今回は原作者自身による演出と、作曲家自身による指揮による舞台です。

      名古屋オペラ協会《じゅごんの子守歌》
       2004年12月12日(日)2:00PM
         名古屋市民会館大ホール

    脚本・演出:小田健也  作曲・指揮:池辺晋一郎
    管弦楽:小牧市交響楽団

            おもん:藤本圭子
            八兵衛:滝沢 博
       大谷六郎宗晴:神田豊壽

 南北朝時代の瀬戸内、土岐島。
 瀕死の中国人女性から赤ん坊を受け取った八兵衛は、その子供おもんを育てる。
 おもんは島に流れ着いた南軍の大谷六郎宗晴と仲良くなるが、彼の逃亡を助ける犠牲となって射殺され、じゅごんになる。

 上演のために努力された皆さまには申し訳ないのですが、僕には退屈な作品でした。
 上演時間3時間という大作ですが、その分耐える時間が長かったです。

 何よりストーリーが面白くない。
 おもんは無邪気な少女という設定なんでしょうが、無邪気な演技をすればするほど、僕には知恵遅れの少女と見えて困りました。
 演じている役者さんはいい歳ですからね。

 演出にも冴えたところがありませんでした。
 池辺さんの曲と指揮は、こんなものでしょうか。

 小牧市交響楽団はプロのオーケストラだそうですが詳細不明。
 なかなかのレベルかと思いました。
 
 
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