王家に捧ぐ歌(宝塚星組公演)
2005年2月9日(水)4:30PM 中日劇場

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      王家に捧ぐ歌(宝塚星組公演)

   2005年2月9日(水)4:30PM 中日劇場

    脚本・演出:木村信司   音楽:甲斐正人

   ラダメス :湖月わたる  アイーダ :安蘭けい
   アムネリス:檀 れい   ファラオ :箙 かおる

 ヴェルディのオペラ《アイーダ》は、ディズニーによってミュージカル化されています。
 僕はこのエルトン・ジョン作曲のミュージカル《アイーダ》をブロードウェイで見て、大変気に入りました。
 日本では劇団四季によって上演されていて、大阪まで見に行きました。

 今回は宝塚版の《アイーダ》で、面白半分で見に行ってきました。
 ところが、この作品は2003年度芸術祭賞演劇部門優秀賞を得た作品なんだそうで、予想をはるかに上回る、素晴らしいミュージカルでした。

 ストーリーの本筋はオペラをなぞっているんですが、オペラと異なりアイーダは最初から囚われたエチオピアの王女として登場します。
 彼女には兄のウバルドなる人物もおりまして(@o@)、アモナスロはエチオピア王として捕虜になって連行されて来ます。

 劇場音楽のベテランである甲斐正人さんの音楽はオペラティックなもので、曲数も多く満足できるものです。
 迫力のある絶叫調のメロディーが多く、ちょっと疲れましたけどね。

 湖月わたるさんを始めとするキャストの歌唱力も素晴らしい。
 宝塚といい劇団四季といい、日本のミュージカルのレベルは高いです。
 ファラオ役の箙さんなんか、どう聞いたってバリトンで、驚きました (^_^;。
 
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