飯守泰次郎 オペラコンサート(北川工業創業50周年記念)
2005年5月7日(土)4:00PM 愛知芸術劇場コンサートホール

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 北川工業は素材&パーツの製造会社らしいんですが、創業50周年記念にこのようなコンサートを企画してくれるとは、きっと良い会社に違いありません (^_^) 。
 名古屋のオペラファンは「びわ湖ホール」のフェニーチェ歌劇場《アッティラ》に行っている人も多いのでしょう。
 休憩時間のロビーでは機械部品の話題に花が咲いていたようです。


        北川工業株式会社創業50周年記念コンサート
        == 魅力あふれるオペラアリアの夕べ ==

            2005年5月7日(土)16:00
           愛知芸術劇場コンサートホール

   指揮:飯守泰次郎  演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団

 緑川まり:ソプラノ   「来たれ希望よ」(フィデリオ)「歌に生き恋に生き」「勝ちて帰れ」

 中杉知子:メゾソプラノ 「恋とはどんなものかしら」「おお、私のフェルナンド」(ラ・フ
                ァヴォリータ)「恋は野の鳥」
 小山陽二郎:テノール 「我が祖先の墓」(ルチア)「この清らかな住まい」(ファウスト)
                「フェデリーコの嘆き」(アルルの女・チレア)
 稲垣俊也:バリトン  「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」「陰口はそよ風のように」「闘牛
               士の歌」
 フルート:ジョヴァンニ・マレッジーニ  ボルヌ 「カルメンファンタジー」

 演技力で圧倒的にオペラになっていたのは稲垣俊也さん。
 「闘牛士の歌」の前奏に合わせ、エスカミーリオに成り切って会場に手を振りながら登場すれば、客席から自然に拍手が沸き上がります (^_^) 。

 緑川さん以外のソリストは名古屋ゆかりの人たちらしい。
 メゾソプラノの中杉知子さんは初めて聴きましたが、明和高校から東京芸大卒。
 アムネリスとアイーダの二重唱があったんですが、大柄な緑川さんと小柄な中杉さんでは、体力勝負でアムネリスに勝ち目はないと思われました (^_^ゞ。

 久しぶりに聴く飯守さんの指揮は、細やかな動きの変化で、相変わらずの素晴らしさ。
 ヨーロッパのオペラハウスでの経験を生かし、ワーグナー以外のオペラも指揮していただきたいものです。
 途中でインタビューがあって、飯守さんの「僕はいつでも揺らいでいるから‥‥」という発言がオーケストラに大受けしていました。
 いつも揺らいでるんだ (^_^;。
 
 
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