東京二期会名古屋公演《さまよえるオランダ人》
2005年12月7日(水)6:30PM

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   東京二期会名古屋公演《さまよえるオランダ人》
    2005年12月7日(水)6:30PM
         愛知芸術劇場大ホール

     指揮:沼尻竜典  演出:渡辺和子
    管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団

       船長ダーラント:長谷川 顯
       その娘のゼンタ:蔵野蘭子
          エリック:青柳素晴
         乳母マリー:西川裕子
           舵取り:経種廉彦
         オランダ人:多田羅迪夫

 東京公演のエド・デ・ワールトの緊張感のない演奏にガッカリして、沼尻さんには期待しておりました。

 期待は報われまして、指揮者が変わるとこれほどまで音楽が変わるのだというお手本のような公演だったと思います。
 生き生きとしてスケールが大きい沼尻さんのワーグナーサウンドに溺れてきました (^_^) 。

 東京のAキャストにBキャストの蔵野さんが加わったメンバー。
 蔵野さんはヨハンソンに較べると声量は少ないが演技は細やか。
 オランダ人の多田羅さんは、東京に較べると声が割れることが少なく、なかなか良い出来で敗者復活でしょうか。

 帰りの地下鉄で興奮も醒めないまま、名フィルの方とお話ししました。

僕 : 素晴らしい演奏でしたね!
名 : えっ、そう?
僕 : えっ、演奏していて自分たちがどんなに素晴らしい演奏をしているか分からないんですか?
名 : 練習回数が少なくて、ビクビク。
   今日のゲネプロが急に中止になって、怖くて怖くて。
   沼尻くんは練習したかったと思う。彼は精一杯練習するタイプだから。等々
 
 
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