エメリッヒ・カールマン 《伯爵令嬢マリッツァ》
2007年2月9日(金)6:30PM 名古屋芸術総合センター

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 名古屋市文化振興事業団、恒例の企画公演です。
 初日の舞台に行ってきました。

 当日券で簡単に入れるものと楽観しておりましたら、どうしてソールドアウトに近い状態で、危ないところでした。
 
名古屋芸術総合センター 名古屋芸術総合センター


   エメリッヒ・カールマン《伯爵令嬢マリッツァ》
    2007年2月9日(金)6:30PM
       名古屋芸術総合センター

    指揮:古谷誠一  演出:加藤 直
      セントラル愛知交響楽団

    伯爵令嬢マリッツァ:やまもとかよ
        伯爵タシロ:井原義則
     タシロの妹リーザ:加藤恵利子
  男爵コロマン・ジュパン:鏑木勇樹

『ストーリー』
 伯爵令嬢マリッツァは管理人のタシロの歌声を聞き、彼に恋をするが、二人は身分違い。
 実はタシロは没落貴族であり、伯母のグッデンシュタイン侯爵夫人に失った財産を取り戻してもらい、マリッツァと結ばれる。


 このオペレッタはあまり好みではない。
 何よりメインストーリーである、なぜマリッツァがタシロを恋するようになるのかが分からない。
 最後は伯母に助けられるなど、タシロは本当に男らしくないキャラクターだ。

 加藤直さんの演出はこのシリーズでも《三文オペラ》《かるめん・じょーんず》を見たが、いずれも奇をてらったものだった。
 今回の演出はまっとうなものだったが、合唱の動かし方が巧くないと感じた。

 キャストは定連のメンバーだが、声が小さい。
 笛田博昭さんや大隅智佳子さんの声を聞いてしまった副作用だろうか。

 日本語公演なので、何が歌われているのか理解できない部分が多かった。
 鏑木さんの羞恥心をかなぐり捨てての熱演には好感を持った。

 シングルキャストなのに、10日(土)11日(日)は2回公演が予定されている。
 無事に乗り切ってほしいものだ。

 休憩は1回、終演時間は9時30分だった。
 
 
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