ミュージカル 《スウィーニー・トッド》
 2007年2月10日(土)5:00PM 愛知厚生年金会館

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 ソンドハイムと宮本亜門が苦手な僕ですが、《スウィーニー・トッド》に行ってきました。

 愛知厚生年金会館の二階は中央の通路から後ろの席に人がいないんだが、最後列の2列だけが満席状態。
 この2列だけが安い席で、僕もここで見たんだな (^_^ゞ 。



     ミュージカル 《スウィーニー・トッド》
 2007年2月10日5:00PM 愛知厚生年金会館

   スウィーニー・トッド:市村正親
       ロベット夫人:大竹しのぶ
       謎の乞食女:キムラ緑子
        ジョアンナ:ソニン
        アントニー:城田優
         トビアス:武田真治

         演出:宮本亜門
         指揮:西野 淳

『ストーリー』
 19世紀末のロンドン。
 復讐の鬼となった床屋のスウィーニー・トッドは、店に来る客を次々と殺す。
 1階のロベット夫人の店は人肉パイで大繁盛するが‥‥

 ソンドハイムの音楽は予想通り現代オペラを思わせる難解な部分が多い。
 ストーリーも暗く、休憩15分を入れて上演時間3時間は長かった。
 まあ、一度は見ておいていいミュージカルだとはおもうが‥‥。

 宮本さんの演出は良かった。
 彼の演出を素直に楽しめたのは初めてかもしれない。

 市村さんは上手だとは思うが、どの役も同じ役作りに見えてしまう。
 大竹さんは地声と裏声に差がありすぎて、この役なら許容範囲だけれど、音楽主体のミュージカルは難しそう。
 ソニンさんは高い音が楽々と出ていて驚いた。 いいコゼットになりそう。

 余談だが、「キ○ガイ病院」という言葉が何度も叫ばれるのには驚いた。
 放送禁止用語ではないのか?
 横溝正史の『獄門島』では、金田一耕助が「季違い」と「気違い」を間違えるという重要なポイントがあって、映像化する時に苦心したと聞いたことがある。
 舞台なら構わないのかな?
 
 
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