ジュール・マスネー作曲 オペラ 《ドン・キショット》
2007年7月18日6:30PM 新国立劇場中劇場

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 セルバンテスの「ドン・キホーテ」は学生時代に読んだのですが、訳が分からずすぐに挫折しました。
 ミュージカルの《ラ・マンチャの男》もわけが分かりません。
 未見のオペラは見ることにしているんですが、さて、マスネーのドン・キショットはどうでしょうか?


  ジュール・マスネー作曲 オペラ 《ドン・キショット》
  2007年7月18日6:30PM 新国立劇場中劇場

  装置・衣装・証明デザイン:ピエロ・ファッジョーニ
  総合プロデューサー:江副浩正
  公演監督:五十嵐喜芳

  指揮:アラン・ギンガル
  ドン・キショット:ロベルト・スカンディウッツィ
  サンチョ・パンサ:アラン・ヴェルヌ
  ドゥルシネ:ケイト・オールドリッチ

  合唱:藤原歌劇団合唱部
  管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団


 果たしてオペラ 《ドン・キショット》は何がなんだか分からないオペラでした。
 売り物はファッジョーニの装置でしょうが、華麗といえば華麗だけれど、少し安っぽい感じもしました。

 アラン・ギンガル指揮するマスネーの音楽は、柔らかく美しいものでした。
 しかし、舞台で繰り広げられている場面の意味が分からないんです。

 ドン・キショットのスカンディウッツィもドゥルシネのケイト・オールドリッチも歌唱は立派なものでしたが、椿姫のような高級娼婦(なんだろうな)のドゥルシネには好感を持てませんでしたし、そのドゥルシネに求婚するドン・キショットの気持ちはもっと理解できませんでした。

 会場にタイムテーブルが貼られておりまして、終演は8時45分とのことで一安心。
 ところが、第5幕で時計を見ると9時ではありませんか (@o@)。

 第5幕はドン・キショットの死の場面で上演時間は約10分なんですが、僕はドン・キショットが早く死ぬことだけを望んでいました (^_^ゞ。

 公演2日目にして、タイムテーブルに30分ものずれがあるのは、主催者の姿勢に問題があると、帰路を走り続けた僕は思っています。

 21:25 初台発京王新線で、21:28 新宿着
 21:37 新宿発の山手線で、21:56 品川着
 22:07 品川発の新幹線「ひかり」には、少し余裕がありました。
 
 
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