ツェムリンスキー 《こびと〜王女様の誕生日》
2007年11月25日(日) 2:00PM びわ湖ホール

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 今日は快晴だったので、琵琶湖の写真を撮ろうかと、重いデジカメ一眼レフを持って行ったのに、琵琶湖は霞んでいました。
 写真撮影は難しいものです (^_^ゞ。

     《こびと〜王女様の誕生日》 全一幕
 2007年11月25日(日) 2:00PM びわ湖ホール

  作曲:アレクサンダー・ツェムリンスキー
  原作:オスカー・ワイルド

  指揮:沼尻竜典  演出:加藤 直
  管弦楽:京都市交響楽団

  こびと(スルタンからの贈り物):福井 敬
  ドンナ・クラーラスペイン王女) :吉原圭子
  ギータ(王女の侍女)      :高橋薫子
  ドン・エストバン(侍従長)   :大澤 建

「ストーリー」
 王女の誕生日にスルタンから送られた「こびと」は、王女に求愛するが、初めて鏡で見た自分の醜さにショックを受けて死ぬ。

 僕はこのような障害者いじめのような話は好きではありません。
 しかし、ここでツェムリンスキー(1871年10月14日〜1942年3月15日)とアルマ・マーラー(1879年8月31日〜1964年12月11日)について調べてみましょう。

 アルマ・シンドラーは1900年にツェムリンスキーの作曲の弟子となりました。
 二人は恋愛関係になりましたが、彼があまりに醜かったため破局し、アルマは1902年にグスタフ・マーラーと結婚しました。
 《こびと》がケルンで初演されたのは1922年です。

 このオペラの主人公である「こびと」はツェムリンスキー本人であり、彼をなぶり者にする意地悪な王女はアルマらしい。
 つまり、ツェムリンスキーはオペラを使って、アルマに復讐しているのではないかな?

 作品自体は美しいメロディもなく、ストーリーもあって、1時間が苦痛でした。
 今まで加藤直さんの演出で気に入ったものはありませんが、今回も出来がよいとは思えませんでした。

 こびと役の福井敬さんは大熱演。
 その他のキャストは普通でしょうか。
 
 
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