ミュージカル《ファントム》
 2008年2月2日(土)5:00PM 愛知厚生年金会館

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  僕は劇団四季のアンドリュー・ロイド・ウェッバー《オペラ座の怪人》からミュージカルの世界に入りました。
 怪人役は、もちろん山口裕一郎!
 今回の《ファントム》はあまり面白そうではなかったけれど、ミュージカルファンの義理みたいなものを感じて (^_^ゞ、行ってきました。

        ミュージカル《ファントム》
 2008年2月2日(土)5:00PM 愛知厚生年金会館

        原作:ガストン・ルルー
        脚本:アーサー・コピット
    作詞・作曲:モーリー・イェストン

     ファントム(エリック):大沢たかお
   クリスティーン・ダエー:徳永えり
 フィリップ・シャンドン伯爵:ルカス・ペルマン
           カルロッタ:大西ユカリ
   ゲラール・キャリエール:伊藤ヨタロウ
  ベラドーヴァ(映像出演):姿月あさと

 まずストーリーが、ロイド・ウェッバーと同じでも違ってもそれぞれ違和感があり、セリフの部分が多いこともあって、あまり楽しめませんでした。
 上演時間はおよそ3時間ですが、早く終わってほしいと思いながら見ていました。

 モーリー・イェストンは《グランド・ホテル》《ナイン》《タイタニック》と聴いてきましたが、《ファントム》の音楽はロイド・ウェッバーには遠く及ばないものでした。
 《ファントム》はブロードウェイでは上演されたことがなく、宝塚で上演されたことがあるそうです。

 鈴木勝秀さんの演出は、装置は大きく立派でしたが、舞台にはすきま風が吹いていました。

 大沢たかおさんのファントムは、歌にも演技にも、主役としての存在感を感じませんでした。
 シャンデリアではなくファントムが天井から落ちてきたのにはビックリしました。
 でも、カーテンコールの様子では、大変な人気者らしい (^_^; 。

 クリスティーンの徳永さんはまだ19歳だそうで、高い声がきれいでした。
 将来有望なのかもしれませんが、「先生!先生!」と絶叫し続ける演技は辛かった。

 ウィーンから呼んだルカス・ペルマンは歌が少なくセリフが多い。
 何のためにわざわざ呼んだのか、意図不明でした。
 見た目はさすがにヨーロッパの貴族ですかね。
 来日《エリザベート》ではルドルフ皇太子を歌ったり、高貴な役柄が多い役者さんでしょうか。

 僕の席からは舞台に向けたモニターTVが見えまして、指揮をしている人が映っています。
 カーテンコールにオケのメンバーが出てきまして、生演奏だったんですね。
 
 
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