ミュージカル 《レベッカ》 シアタークリエ
2008年6月8日(日)1:30PM

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 シアタークリエは帝国ホテル近くに出来た、こぢんまりとした劇場で、今回が初めての入場になります。
 劇場は地下2階にありました (@o@)。

左は宝塚劇場 右にシアタークリエ


   ミュージカル 《レベッカ》 シアタークリエ
     2008年6月8日(日)1:30PM

   原作:ダフネ・デュ・モーリア
   脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
   音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
   演出:山田和也

   マキシム・ド・ウィンター:山口祐一郎
   「わたし」:大塚ちひろ
   ダンヴァース夫人:シルビア・グラブ
   フランク:石川 禅
   ファヴェル:吉野圭吾
   ベン:治田 敦
   ジュリアン大佐:安部 裕
   ジャイルズ:KENTARO
   ベアトリス:伊東弘美
   ヴァン・ホッパー夫人:寿 ひずる

 《エリザベート》のコンビであるクンツェ&リーヴァイによるウィーンミュージカル。
 ストーリーも音楽も魅力的でなかなか良くできた作品かと思いました。

 身寄りのない「わたし」はモンテカルロでイギリス紳士マキシム・ド・ウィンターにプロポーズされ、マンダレイの屋敷にやってくるが、そこには昨年ヨット事故で死んだ前妻レベッカの影が‥‥ミステリーなのであまり詳しくは書けませんね。

 予習で原作も(斜めに)読んだしヒッチコックの映画も見ましたが、マンダレイがコーンウォールにあるとはプログラムで知りました。
 コーンウォールは《トリスタンとイゾルデ》の舞台ですね。

 プログラムの最初に名前が書かれ、カーテンコールの最後に出てくる山口祐一郎さん。
 ヒッチコックの映画では名優ローレンス・オリヴィエが演じたこの役ですが、このミュージカルはセリフも多い作品で、「オリヴィエには及ばない」と言うより、何だか変 (^_^; 。
 一幕では何回か笑ってしまいました。

 しかし、山口さんにはオリヴィエにはないであろう圧倒的な歌唱力があり、おかしな所も含め「山口祐一郎のマキシム」として楽しんできました。
 「わたし」に較べ歌のナンバーが少なかったのは残念でした。

 この作品は「わたし」の視線から見ているので、大塚ちひろさんの出番が多いし、ナンバーも多い。
 僕は映画『いま、会いにゆきます』以来の大塚さんファンなんですが、大健闘。
 今回の「わたし」は彼女にとって代表作になるのでしょう。

 前妻レベッカを絶対的に崇拝するダンヴァース夫人のシルビア・グラブさんは実力派だとは思うけれど、最初から最後まで怖いばかりなのはどうかな?
 徐々に怖さを出していくような役作りもあると思うけれど。

 初代ファンテーヌである伊東弘美さんは久しぶりで懐かしかったし嬉しかった。
 フランクの石川 禅さん、憎まれ役ファヴェルの吉野圭吾さんもいい味を出していました。
 アンサンブルのレベルも高かったですね。

出待ちの女性ファン ↑ 祐さまハイタッチ

 秋葉原の通り魔事件のことは、終演後に知りました。
 
 
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