スポレート歌劇場 《シンデレラ》(チェネレントラ)
2008年6月28日(土)5:00PM 愛知県芸術劇場大ホール

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  「スポレート・オペラ」は2004年6月27日に《フィガロの結婚》を見て、レベルの低いカンパニーだと認識しております。

 しかし、今回は《シンデレラ》という珍しい演目と、アントニーノ・シラグーザとダニエラ・バルチェッローナが出演するということでチケットを購入いたしました。

 しかし、バルチェッローナは転倒により左膝に重傷を負い、来日不能となってしまったとのことで、カルメン・オプリシャーヌが代役を務めました。

       スポレート歌劇場来日公演
    ロッシーニ《シンデレラ》(チェネレントラ)
      2008年6月28日(土)5:00PM
      愛知県芸術劇場大ホール
 
    指揮:ジュゼッペ・ラ・マルファ
    演出:アレッシオ・ピッツェック

   アンジェリーナ:カルメン・オプリシャーヌ
   ドン・ラミーロ:アントニーノ・シラグーザ
   ダンディーニ:ガブリエレ・リビス
   ドン・マニーフィコ:ルチアーノ・ミオット
   クロリンダ:ルツィア・クノテコヴァー
   ティスベ:レベッカ・ロカール

 舞台でどのような物語が進行しているのか、理解出来ないくらいの、レベルの低い公演でした。
 その責任は演出家にあるでしょう。
 ラ・マルファの指揮も、ロッシーニらしい快活さに欠けるものでした。

 代役のオプリシャーヌは声量もあり悪くはないと思いましたが、アジリタの冴えがなかったでしょうか。
 役者全体的に、おかしな演技が付けられていて気の毒でした。

 第二幕にテノールの派手なアリアがありまして、シラグーザが最後ハイトーンを長く伸ばせば会場は大興奮。
 長い拍手が収まった後で、彼は「アリガト」と言って、もう一度歌ってくれました (^_^) 。
 良かったのはここだけだったでしょうか (^_^; 。
 
 
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