大須オペラ サルスエラ 《パロマの前夜祭》 2008年7月23日(水)7:00PM 大須演芸場 |
7月17日の中日新聞朝刊に、名古屋夏の風物詩として人気を集める「大須オペラ」が、現在上演中の《パロマの前夜祭》(8月3日まで)で17年の歴史に幕を下ろすことになった、という記事が載りまして、僕は大いにショックを受けました。 記事によれば、演目選びから作詞・演出までこなす同劇団主宰の岩田信市さん(72)が高齢となり、「無理に無理を重ねてやつて来たが、創作のためのけんかができなくなった」と今回をもっての終了を決めた、とのことです。 僕は1993年の第2回《ゴンドリエーレ》から見ているので、もう15年も前のことなのか (@o@)。 あの頃は僕も若かったわね (^_^ゞ。
![]() 2008年7月23日(水)7:00PM 大須演芸場 作曲:トマス・ブレトン 脚本:リカルド・デ・ラ・ベガ 台本・演出:岩田信市 指揮:宮脇 泰 演奏:シアター管弦楽団 ドン・ヒラリオン(薬屋):間瀬礼章 ドン・セバスチャン(雑貨屋):野ロ登志 フリアン(若い男):水谷真人 リタおばさん(その叔母):小川由子 スサーナ(フリアンの恋人):齋藤美七海 カスタ(その姉):稲本奈央 アントニアおばさん(姉妹の養母):後藤好子 カルロス(酒場の主人):若井雄司 トランプをする客1:原 智彦 トランプをする客2:児見山宗志 浮浪者:浅野 誠 警官1:脇山康貴 警官2:塩田淳一 アパートの管理人:加藤智寿 アパートの住人:森裕紀子 町の男達:原 智彦、児見山宗志、浅野 誠、小野誠司 加藤智寿、榎本雄也、川上大輔、山田直毅 脇山健貴、塩田淳一 町娘達:柴田しのぶ、竹内海央、守屋伸子、水谷初美、森 裕紀子、山口奈穂、市岡貴子 今年の演目《パロマの前夜祭》はスペインのサルスエラ。 作曲のトマス・ブレトン(1850〜1933)はマドリード音楽学院の院長で、大チェリストであるカザルスの先生なんだそうです。 ドン・ヒラリオンとドン・セバスチャンは日替わり公演。 間瀬さんの日は 7月11日、13日、16日、17日、19日、23日、25日、27日、29日、31日、8月2日 。 残りの日が野口さんになります。 ドン・ヒラリオンは年にも似合わずスサーナとカスタの姉妹と付き合っていて、彼女たちの義母アントニアは金目当てでどちらかを彼と結婚させようとしている。 若い印刷工フリアンは恋人のスサーナが最近冷たく、パロマの前夜祭にも付き合ってくれないと嘆いている。 あとはすっ飛ばして、結局は収まるところに収まって目出度し目出度し (^_^ゞ。 歌と踊りと芝居が上手くまとまって、なかなか良い作品かと思いました。 上演時間は休憩15分、カーテンコールも合わせ2時間でした。 キャストだけでなくアンサンブルも最初から最後まで歌って踊って、舞台から熱気が溢れています。 これだけのメンバーが揃っているのだから、毎年でなくても良いから大須オペラは続けていただきたいものです。
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