《宝塚ボーイズ》 ストレートプレイ
 2008年9月6日(土)5:00PM 愛知厚生年金会

「REVIEW08」に戻る  ホームページへ
 
 
 終戦直後の昭和20年12月1日に結成され昭和29年3月に幕を閉じた「宝塚男子部」の実話を舞台化したもの。

 会場の愛知厚生年金会館は売却先も決まったそうで、このホールに入るのも今回が最後かもしれません。

      《宝塚ボーイズ》 ストレートプレイ
 2008年9月6日(土)5:00PM 愛知厚生年金会館

    脚本:中島淳彦 演出:鈴木裕美(ゆみ)
    原作:辻 則彦

   竹内重雄:葛山信吾  星野丈治:吉野圭吾
   上原金蔵:柳家花緑  太田川剛:山内圭哉
   山田浩二:猪野 学  長谷川好弥:瀬川亮
   竹田幹夫:森本亮治
   君原良枝:初風 諄  池田和也:山路和弘

 最初に感じたのは、キャストの歌、踊りのレベルの低いこと。
 このメンバーで歌劇団を作るという話は現実的ではありません (^_^; 。
 劇団四季のオーディションに合格しそうなのは吉野圭吾さんくらいですね。

 ストーリーもある意味ありきたりなんですが、それでも青春の夢と挫折には胸を打たれるものがあります。
 時々戦争のエピソードが現れ、時代が終戦直後だったことを思い出させてくれます。

 男子部の解散が決まり彼らが去った舞台に、彼らの夢だった宝塚の階段舞台が現れたときには「やられた!」と思いましたね。
 羽根を背負った一生懸命のレビューに会場も手拍子で応え、観劇後は幸せな気持ちにさせてくれる舞台でした。


◇愛知厚生年金会館取り壊し マンション建設へ
 中日新聞08年9月9日朝刊より

 ホールの存廃に揺れる愛知厚生年金会館(名古屋市千種区)をめぐり、売却先に決まった共同企業体(積水ハウスが別の建設会社と作るJV)が、国から取得後に同会館を取り壊して高層分譲マンションを建設する意向であることが分かった。

 国が示した全国的な年金福祉施設の処分方針を受け、同会館の売却を担当している年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)はこれまで、落札先やホール存廃について明らかにしていなかった。

 ホールや結婚式場、宿泊施設からなる同会館は、地下鉄池下駅前にあり、住宅開発を手掛ける積水ハウスなどが、好立地を生かした再開発を目指して入札。最低売却価格の倍に当たる65億円で落札し、今月5日に売買契約を交わした。

 会館のホール事業が10月末に営業停止することが決まっているほか、建築から28年が経過し、耐震性への不安からも、ホール継続は困難と結論づけたとみられる。

 座席数1666を持つ同会館ホールは、コンサートや演劇のほか、学校の発表会などに使われ、利用率は8割以上。税制上の優遇もあって収支は黒字だった。売却の方針を受け、地元住民や、音楽事業者らを中心に存続運動が起き、市も落札企業がホールを維持すれば税制上の支援策を提示していた。
 
 
「REVIEW08」に戻る  ホームページへ