BCJ 《マタイ受難曲》 メンデルスゾーン版
2009年4月4日(土)5:00PM しらかわホール

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 僕は今までに《マタイ受難曲》を一度だけ聴いたことがあって、それは1985年に来日したハンス=ヨアヒム・ロッチュ指揮の聖トーマス教会合唱団。
 大阪では最優秀ライヴコンサートとして朝日放送賞を受賞した公演です。

 しかし僕にとってはひたすら長かった記憶しかありません。
 それ以来その長さが恐怖となって、この曲を聴きに行くことが出来ませんでした (^_^ゞ。

 会場の「しらかわホール」は、「三井住友海上しらかわホール」となって再出発する、という記事が新聞に載っていました。

    金城学院創立120周年/
    金城学院大学設立60周年記念特別公演
  《マタイ受難曲》 メンデルスゾーン版(BWV244)

    2009年4月4日(土)5:00PM
    会場:三井住友海上しらかわホール

    指揮:鈴木雅明
    ソプラノ:レイチェル・ニコルズ
    アルト:加納悦子
    テノール/エヴァンゲリスト:ゲルト・テュルク
    バス/イエス:ドミニク・ヴェルナー
    合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

 会場についてまず確認したのが終演時間 (^_^ゞ。
 7時45分とのことで一安心しました。

 プログラムで予習しようと早めに行ったのですが、プログラムには膨大な歌詞しか載っていませんでした。

 演奏に先立ち鈴木雅明さんの解説があり、今年は『メンデルスゾーン生誕200年』に当たり、本日の《マタイ受難曲》はメンデルスゾーンの復活上演による楽譜が用いられるとのこと。

 《マタイ受難曲》は1727年4月11日、ライプツィヒの聖トーマス教会において初演されました。
 それからおよそ100年経った1829年、弱冠20歳のメンデルスゾーンの指揮の下、《マタイ受難曲》はベルリンのジング・アカデミーで復活上演されました。

 復活上演に楽譜は使用されたパート譜がオックスフォードにあるボドレイアン図書館に所蔵されているそうです。
 メンデルスゾーン版では原曲の3分の1がカットされ (^_^) 、楽器編成が変えられているそうです。

 《マタイ受難曲》は新約聖書「マタイによる福音書」の26,27章のキリストの受難を題材にした、劇的要素を持つもの。
 BCJの演奏については感想を述べるほどの知識もなく、ただただありがたく聴かせていただきました。

 しかし僕にとって、この曲はやはり修行する曲のようです。
 名古屋では秋に、劇団四季による《ジーザス・クライスト・スーパースター》が上演されます。
 同じキリストの受難をテーマとした作品ですが、僕にはミュージカルの方が楽しめます (^_^ゞ。
 
 
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