ホール・オペラ 《ドン・ジョヴァンニ》
2009年4月11日(土)4:00PM サントリーホール

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 ダン・エッティンガーは良い指揮者だと思っておりまして、彼が指揮する新国立劇場《ワルキューレ》(4月12日・日曜)を申し込んだところ、厳しい競争を勝ち抜いて、チケットがやって参りました (^_^) 。

 しかし、その日はメットライブビューイング《夢遊病の娘》がありまして、デセイ&フローレスのコンビはぜひぜひ見てみたい。
 それなら、前日は東京に泊まり、10AMから《夢遊病の娘》、そして2PMから《ワルキューレ》を観るしかありません。

 11日(土)に東京に泊まるなら何かオペラを観なくては、と探したところ、見つかったのがこの《ドン・ジョヴァンニ》。
 苦手なオペラですが、時間と交通費の有効利用のためにはやむを得ません (^_^ゞ。

   ホール・オペラ 《ドン・ジョヴァンニ》
   2009年4月11日(土)4:00PM
   サントリーホール

  指揮&フォルテピアノ:ニコラ・ルイゾッティ
  演出:ガブリエーレ・ラヴィア

  ドン・ジョヴァンニ:マルクス・ヴェルバ
  騎士長:エンツォ・カプアノ
  ドンナ・アンナ:セレーナ・ファルノッキア
  ドン・オッターヴィオ:ブラゴイ・ナコスキ
  ドンナ・エルヴィーラ:増田朋子
  レポレッロ:マルコ・ヴィンコ
  マゼット:ディヤン・ヴァチコフ
  ツェルリーナ:ダヴィニア・ロドリゲス

  管弦楽:東京交響楽団
  合唱:サントリーホール オペラ・アカデミー


 指揮者のルイゾッティが客席を向いてステージ奥に座り、オーケストラは後ろ向き。
 オペラはその前で演じられます。
 この位置関係のため、譜面台の照明が明るくて、逆光の中でオペラを見ることになってしまい、どうも舞台に集中できませんでした。

 演出はごく普通でしたが、どうしてかツェルリーナ以外は男性も女性もロングコートで、逆光の中で誰が誰なのか、今どの人が歌っているのか、分かりにくくなっていました。

 歌手はそれなりのレベルだったのではないでしょうか。
 中でも気に入ったのはツェルリーナのダヴィニア・ロドリゲス。
 よく通る声とコケティッシュな魅力もある人で、次回の《コジ・ファン・トゥッテ》ではデスピーナを歌うそうですが、これは聴きものだと予測いたします。
 
 
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