陽春花形歌舞伎雷神不動北山櫻
 2009年4月18日(土)4:30PM 御園座

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 陽春花形歌舞伎雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)
   2009年4月18日(土)4:30PM 御園座

 当代の花形役者、市川海老蔵は本当に美しい。
 彼が登場すると、その部分だけ舞台の輝きが違います。
 これをオーラと言うのでしょうか?

 市川海老蔵が早雲王子、阿倍清行、粂寺弾正『毛抜』、鳴神上人『鳴神』、不動明王『不動』の5役を演じました。

 最初に海老蔵自身がパネルを使って、5役についての説明があり、サービス精神旺盛なことです。

 男女両刀遣いの粂寺弾正も面白かったけれど、中でも早雲王子の延々と続く立ち回りが驚異的。
 この日は昼、夜の2公演で、どれだけのスタミナが必要なことでしょうか。

 最後の『不動明王降臨の場』では、舞台奥の大きな幕に赤い照明が当たり、それが風で大きく揺れ、壮大な炎の世界を造り出しています。
 そして、その中で海老蔵演じる不動明王が空中浮遊をしたりします。

 新国立劇場《ワルキューレ》の『魔の炎の音楽』は火のついたフライパンでしたから、この壮大な炎の場面の不動明王をブリュンヒルデに見立てて見ていました。

 上演時間は約4時間。
 僕は先日の《ワルキューレ》の疲れが取れておらず、椅子に長時間座っているのが辛かったです (^_^ゞ。
 
 
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