推薦 小野明子ヴァイオリンリサイタル
   2009年8月8日(土)6:00PM 宗次ホール

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 「メニューインの弟子」というキャッチフレーズで、チケットを買ってしまいました。
 演奏の途中で小野さん自身による自己紹介、曲目案内などもありました。

 ヨーロッパに対する憧れから、中学校を卒業してすぐにイギリスのメニューイン音楽院に留学 (@o@)。
 メニューインに7年間師事されてから、ウィーンで研鑽を積まれたそうです。
 「プロフィール」によれば、エリザベート王妃国際コンクール、パガニーニ国際コンクールなどで、入賞されているそうです。

   小野明子ヴァイオリンリサイタル
   2009年8月8日(土)6:00PM
         宗次ホール

 JSバッハ:ヴァイオリンソナタ第3番
 メンデルスゾーン:ヴァイオリンソナタヘ長調

   ==休憩==

 Rシュトラウス(プシホダ編曲)
        :《バラの騎士》より『ワルツ』
 ドヴォルザーク(クライスラー編曲)
        :スラブ舞曲作品72-2
 ブロッホ:ニーグン
 グラズノフ(ジンバリスト編曲)
        :《レイモンダ》より『グランド・アダージオ』
 ビゼー(フバイ編曲):『カルメン幻想曲』

 バッハのチェンバロ付きのソナタは無伴奏と違って、それほど難しくもないし、面白くもありません。

 メンデルスゾーンのソナタは作曲者自身は未発表の曲。
 メニューヒンによって出版されたそうですが、形式感に欠ける曲かと思いました。

 しかし、小野さんの演奏はすっきりした好感の持てるもので、なかなか美人だったので前の席に移動(自由席)して、後半を聴きました (^_^) 。

 後半の曲目は大ヴァイオリニストによる編曲ものが並べられ、面白いプログラミングです。
 どの曲も大ヴァイオリニストが自らの技巧を誇るために作曲された曲で、大変高い技術を求められる曲ばかりです。
 しかし、小野さんはどの曲も見事に弾きあげられました。
 この人は世界でもトップクラスのヴァイオリニストなのかもしれません。
 フバイ編曲の『カルメン幻想曲』が一番盛り上がったでしょうか。

 アンコールは『剣の舞』(誰の編曲?)と、パラディスの『シシリアーナ』(これは簡単)でした。
 観客は50人くらいだったでしょうか? もったいないことです。
 もっともっとお客さんを呼べる実力者だと思いましたよ。

 宗次ホールでは笛田博昭、佐藤卓史、小野明子と素晴らしいコンサートが続いています。
 僕はこの機会に宗次ホールの会員になることにしました。
 地道な活動を応援する意味と、会員になると1公演に付き500円の割引があります。

 僕はもう4回以上いっているので、早く会員になっておけば、今までのチケット代で年会費はクリアできてしまったようです。
 残念 (^_^; 。
 
 
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