大野和士 フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団
2009年11月8日(日)2:30PM 豊田市コンサートホール

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 ビックリしたのは客席が7~8割の入りだったこと。
 このような趣味の良いコンサートは全国からオペラファンが押し寄せて、チケット争奪戦になるものだと思っていました。
 昨日の名古屋のコンサートと観客が分散してしまった、とか。

   フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団
     オペラ ガラ コンサート
   2009年11月8日(日)2:30PM
     豊田市コンサートホール

   指揮:大野和士
   ソプラノ:アンヌ=カトリーヌ・ジレ
   テノール:ジェイムズ・ヴァレンティ

 オーケストラが入場する前に、マイクを持った男性がステージに現れました。
 ステージマネージャーかな?と思って見ていたら、「大野和士です」と挨拶されまして、ビックリしました。

 予告されたベルリオーズの《ロメオとジュリエット》が、プロコフィエフの《ロメオとジュリエット》に変更されるそうです。

 グノー:オペラ《ファウスト》
  『ワルツ』
  ファウストのアリア『この清らかな住まい』

 ベルリオーズ:劇的物語《ファウストの劫罰》から
  『妖精の踊り』

 グノー:オペラ《ファウスト》
  マルガレーテのアリア『宝石の歌』“なんと美しいこの姿”
  ファウストとマルガレーテの二重唱『もう遅いわ、さようなら!』

 ベルリオーズ:劇的物語《「ファウストの劫罰》から
  『ハンガリー行進曲』(ラコッツィ行進曲)

       ==休憩==

 プロコフィエフバレエ音楽《ロメオとジュリエット》より
  『バルコニーの場』だと思う (^_^ゞ。

 グノー:オペラ《ロメオとジュリエット》から
  ロメオのカヴァティーナ『ああ、太陽よ昇れ』
  ロメオとジュリエットの二重唱『おお、神聖な夜』
  『ボヘミアの踊り』
  ジュリエットのアリエッタ『私は夢に生きたい』
  『二重唱によるフィナーレ』

 大野さんの指揮は期待どおり、オーケストラをきちっと掌握したもので、作り出す音楽も納得できるものです。
 テノールは調子が悪いのでしょう。声が聞こえないところもありました。
 ソプラノは普通でしょうか。

 ということで、大野さんは良い指揮者だと改めて確認しましたが、僕はこのコンサートにそれほど感動しませんでした。
 バラバラのプログラムに問題があるのかな?
 まとまっているんだけれど、予定調和の中で終わってしまった感じでしたね。
 
 
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