METライブビューイング《ばらの騎士》
2010年1月31日(日)10:30AM
ミッドランドスクエアシネマ

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 本日も開演前に「残席僅か」との放送が流れていました。
 《トゥーランドット》から流れが変わったようで、《カルメン》はチケット争奪戦になるのでしょうか?

   METライブビューイング《ばらの騎士》
   2010年1月31日(日)10:30AM
      ミッドランドスクエアシネマ

  指揮:エド・デ・ワールト 演出:ナサニエル・メリル

  元帥夫人:ルネ・フレミング
  オクタヴィアン:スーザン・グラハム
  ゾフィー:クリスティーネ・シェーファー(ドイツ)
  オックス男爵
   :クリスティン・ジグムンドソン(アイスランド)

 今回の進行役はプラシド・ドミンゴ。
 ルネ・フレミングとスーザン・グラハムはメット研修所(?)の同期だそうで、20年間共に歌い続けている親友だとか。

 その二人が32歳の元帥夫人と17歳のオクタヴィアンを演じるとなると、どうしてもオクタヴィアンが老けて見えます。
 第二幕のオクタヴィアンが銀のばらを持って現れる場面も、「おばさんが出てきたな」という感じ。
 歌はいいんだけれどもね。

 ルネ・フレミングは歌唱も舞台映えも、とても良かったのではないでしょうか。

 ゾフィー役のシェーファーは二人の親友の間に挟まってぎこちない。

 オックス男爵はいいんだけれども、老けていて後妻探しみたい。
 この役はもっと若い役が演じるべきだと思います。

 ナサニエル・メリルの演出はまったく常套的なものでしたが、キャストが揃えばもっと感銘が深かったと思います。
 
 
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