韓流 《トスカ》 ハイライト
2010年4月25日(日)3:00PM 豊田市コンサートホール

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  欧米のオペラハウスには多数の韓国人歌手が進出し、大活躍しています。
 どうして日本人歌手とこれほどまでに差が付いてしまったのでしょう?
 本日はソウルで行われた47名のオーディションから選ばれたソリストたちによる《トスカ》を見て参りました。

       韓流《トスカ》ハイライト
    2010年4月25日(日)3:00PM
       豊田市コンサートホール

    音楽監督:甚目裕夫(はだめひろお)
    演出:都築義高

      トスカ:イージウン
      カヴァラドッシ:イージェウク
      スカルピア:オースンニョン

    管弦楽:豊田オペラハウス管弦楽団
    オルガン:徳岡めぐみ
    合 唱:豊田市民合唱団

 豊田市コンサートホールは定員1004席のコンサートホール。
 舞台正面のパイプオルガンが第一幕の教会らしい雰囲気を出しています。

 舞台にあるのは机くらいですが、照明で場面転換をしていきます。
 金がかかる舞台装置は必要ないと、僕は思っています。

 ジョヴァンニ・ピアッツァという語り手が、堂守になったり司教になったりしながらイタリア語でハイライト場面を説明していくスタイル。

 都築義高さんの演出はオーストドックスなものでした。

 僕は09年1月に、ローマに《トスカ》の舞台を訪ねたことがあるので、十分に脳内補完は出来ましたね (^_^) 。

 ステージ下に位置するオーケストラは名フィルやセントラル愛知のメンバーも加わった混成オーケストラですが、1管編成に編曲され、音が薄かったのは致し方ないでしょうか。
 音楽監督の甚目さんの指揮を見るのは初めてですが、オペラの指揮は難しいのでしょうね。

 カヴァラドッシは張りと声量のあるテノールで、良かった。
 トスカは美人でした (^_^) 。
 この人は藤原歌劇団の正団員。

 スカルピアも迫力がありましたが、『テ・デウム』の最後にパイプオルガンが強奏すると、スカルピアもコーラスもオーケストラも、みんな音が消えてしまいました (@o@)。

 第二幕が終わったカーテンコールでは、殺されたスカルピアが突然立ち上がって (@o@)、舞台袖のトスカを迎えに行ったのがおかしかった (^_^; 。

 韓国からソリストを招き、オーケストラ、コーラス、舞台衣装まで付いて、チケット代は3000円。
 お得な企画だと思いましたよ (^_^) 。

 終演後のカーテンコールでは、メンバーやスタッフに会場から暖かい拍手が送られていました。
 
 
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