クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル
2010年5月28日(金)6:45PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 ツィメルマンの実演を聴くのは初めてです。
 2つのピアノソナタを含む、オール・ショパンの大変に魅力的なプログラムです。

   クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル
      2010年5月28日(金)6:45PM
      愛知県芸術劇場コンサートホール

   ノクターン第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2
   ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35『葬送』
   スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
        ==休憩==
   ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
   舟歌 嬰ヘ長調 Op.60

 『スケルツォ第2番』からの入場しました。
 会場はほぼ満席でした。

 プログラムによると、ツィメルマンは演奏会に必ず自分のピアノを持ち込むそうで、楽器はスタインウェイでした。
 ピアノの前にマイクが立てられ、ステージ上にコードが舞台裏まで繋がっていましたが、本人の記録ための録音なんだそうです。

 ツィメルマンのピアノは柔らかい音でしたが、僕は芯のある音が好きなんです。
 軽やかに弾く部分では、細かい音が聴き取りにくいような気もしました。

 ピアノソナタ第3番の第3楽章の前で、ツィメルマンは十分に時間を取って、ラルゴの演奏を始めました。
 この楽章は名曲の名演奏だったと思うのですが、会場あちこちに咳をする人が多かったのは残念でした。
 他の曲では気にならなかったのに。

 意外なことにアンコールはありませんでした。
 ツィメルマンとしては、舟歌がアンコールだったんですね。
  
 
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