びわ湖ホール 《ヘンゼルとグレーテル》
2010年12月19日(日)2:00PM びわ湖ホール中ホール

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 びわ湖ホール オペラへの招待
 フンパーディンク作曲《ヘンゼルとグレーテル》

 2010年12月19日(日)2:00PM
 びわ湖ホール中ホール

 指揮:村上寿昭(むらかみ としあき)
 演出:栗山昌良

 ヘンゼル:森 季子(もり ときこ)
 グレーテル:黒田惠美
 ペーター:迎 肇聡(むかい ただとし)
 ゲルトルート:嶋田友里恵
 魔女:二塚直紀(にづか なおき)

 管弦楽:京都フィルハーモニー室内合奏団

 栗山昌良さんの《ヘンゼルとグレーテル》を見たいと思って、びわ湖ホールに行ってきました。
 チケットはソールドアウト。
 上演時間が2時間弱なので、あちこちにカットがあったと思います。

 栗山さんの演出はオーストドックスなものですが、夜の森に天使たちの並ぶ階段が突然現れたり、お菓子の家がこれまた突然現れたり、紗幕を使った演出が冴えています。
 魔女(の人形)は空を飛んだし、このオペラの演出として申し分ないのではないでしょうか。

 第一部の最後は眠ったヘンゼルとグレーテルを中心に、14人の天使たちが並んだ場面でしたが、西洋の宗教画のように美しかった。
 ロビーで栗山さんをお見かけしましたが、カーテンコールには(いつものように)出てこられませんでした。

 指揮の村上寿昭さんはハノーファー州立歌劇場専属第2指揮者を勤めておられるそうですが、テキパキとした音楽で、ドイツの森の幻想的な雰囲気は感じられませんでした。

 日本語上演でしたが、一番聞き取りやすかったのがペーターの迎さんで、ゲルトルートはまったく分かりませんでした。
 

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