エルンスト・オッテンザマー クラリネットリサイタル
2012年12月5日(日)6:45PM 宗次ホール

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 ウィーンフィルの首席クラリネット奏者、エルンスト・オッテンザマーさんのコンサートに行ってきました。
 会場はほぼ満席で、クラリネット関係者の人口密度が高かったような雰囲気でした。

 エルンスト・オッテンザマー クラリネットリサイタル
 2012年12月5日(日)6:45PM 宗次ホール

 ピアノ:高橋知子

・ウェーバー:コンチェルティーノ 作品26
・シェポア:幻想曲とダンツィの主題による変奏曲 変ロ長調 作品81
・ブラームス:クラリネットソナタ 第2番 変ホ長調 作品120-2
 ==休憩==
・サン=サーンス:クラリネットソナタ 作品167
・ ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
・プーランク:クラリネットソナタ

 エルンスト・オッテンザマーは1955年ヴァレルン(オーストリア)生まれ。
 リンツのブルックナー音楽院で学び、その後ウィーン国立音楽大学でペーター・シュ ミードル教授に師事する。
 1978年よりウィーン国立歌劇場管弦楽団及びウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなり、1983年よりウィーン・フィルの首席クラリネット奏者となる 。
 1986年よりウィーン音楽大学にて教鞭をとり、2000年同大学教授に就任。

 長男ダニエル(1986年ウィーン生まれ)はウィーン・フィル首席奏者。
 次男アンドレアス(1989年ウィーン生まれ)はベルリン・フィル首席奏者。
 3人はオッテンザマー・トリオ「クラリノッティ」としても演奏活動をしている。

 すごい家系ですね。
 次男のアンドレアス・オッテンザマーは名フィルの2013年5月定期演奏会で、ウェーバーのクラリネット協奏曲第1番を演奏します。
 指揮は川瀬賢太郎さんで、楽しみなことです。

 アンコールはルストワルスキの「ダンス・プレリュード」。
 オッテンザマーさんの解説があって、本日のコンサートはクラリネットの作品を古い時代から現代まで、時間を追って演奏したもの。
 「なるほど、そういうことか」、と最後になってコンサートの意図に気がつきました (^_^ゞ。

 ピアノの高橋知子さんは愛知県立明和高等学校音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。
 イタリア国立ミラノ、G.ヴェルディ音楽院修了。
 現在はソロ、室内楽などの活発なコンサー ト活動を続けながら、愛知県立明和高等学校音楽科教諭として後進の指導にも力を注いでおられるそうです。
 明和関係者の人口密度も高かったようです。