東京クヮルテット 名古屋公演
2012年2月17日(金) 7:00PM しらかわホール

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 最後に東京クヮルテットを聴いたのはピーター・ウンジャン(1981年~1995年)が第1ヴァイオリンに就任した頃ですから、30年前?
 その時に聴いたハイドンの「ラルゴ」にいたく感心して、今日もハイドンを聴くために、途中で仕事を抜け出しました。

 東京クヮルテット 名古屋公演
 2012年2月17日(金) 7:00PM しらかわホール

 ヴァイオリン:マーティン・ビーヴァー
        :池田菊衛
 ヴィオラ  :磯村和英
 チェロ   :クライヴ・グリーンスミス

 ハイドン:弦楽四重奏曲ト長調 HobⅢー81
 バルトーク:弦楽四重奏曲 第3番 Sz85
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番イ短調 Op132

 東京クヮルテットは1969年にジュリアード音楽学校において結成。
 創設メンバーは桐朋学園大学の卒業生であり、斎藤秀雄の門下生であった、原田幸一郎、名倉淑子、磯村和英、原田禎夫。
 結成後まもなく、1970年のミュンヘン国際音楽コンクールなどで優勝。

 現在のメンバーは日本音楽財団より、アントニオ・ストラディヴァリによって製造されパガニーニによって収集された楽器のセット(通称「パガニーニ・カルテット」)を無償貸与されている。

 ということで、期待して出かけたハイドンですが、あまり面白くなかった。
 これは意外でした。
 チェロのグリーンスミスの音楽が、ちょっと飛び出しているようで、違和感がありました。

 バルトークはまあまあでしょうか。
 バルトークとかショスタコーヴィチとか、難しくてよく分からないんですよ (^_^ゞ。

 僕はベートーヴェンの弦楽四重奏曲 第15番イ短調が大好きで、スメタナカルテットのレコードを繰り返し聴いたものです。
 自分で演奏したこともあり(難しいところは飛ばして (^_^ゞ )、本日の演奏も大変期待しておりました。

 ところがこの曲も面白くない。
 東京クヮルテットどうなってしまったの?と愕然として、第1楽章だけで帰りました。

 アンサンブルも人間と同じように、誕生があって、成長期があって、ピークがあって、下り坂になっていくわけで、これは致し方のないことでしょうか?

 そのようなことを考えさせられたコンサートでした。